1シーン目 墓地にて。

文字数 1,675文字

メインフェイズ開始だぞー!D66を振るんだ!
ポポイ :56
シャオン:11
ラケシス:66 →44
シサー :12
シルヴァ:66 →12

シャオン→シサー→ポポイ→シルヴァ→ラケシス

※同じ数値の時は同数値の人のみ再度D66
なんっだこのスペファンの嵐…
順番決定だから関係ないけどな。
スペファン?
2D6で12が出たらスペシャル、2が出たらファンブルだって。効果は視聴率10%の増減。
視聴率30%まで回復してたはずなのか。もったいないな。

…あれ?なんでポポイも振ってるの?また振りたかったのか?
……。
違うぞ。私のダイスはCMのタイミングだ。シーン中に商品の宣伝をしたら50【ソウル】もらえるから…今回はシルヴァがその権利を獲得だな。
ふーん?了解です。
1シーン目は俺からだな!何ができるんだっけ?
メインフェイズで取れる行動は以下の通りだな。
サブプロット獲得…成功すると現在のサブプロットを破棄して新たなサブプロットを獲得。
交流…相手を指定して行う。成功するとその相手との関係【深度】または相手が取得している別のキャラへの関係【深度】を1増加させる。関係の【属性】も変更できる。100【ソウル】入手。
サービス…相手を指定してその相手と視聴者サービスを行う。成功すると100【ソウル】と【視聴率】20%獲得。テコ入れ中はこの行動しか行えない。
戦闘…相手を指定して戦闘を行う。
てことはサービスしなきゃならないのか。ちぇーデートしたかった!
永遠にサービスしてろ。
では大まかなシーン、どのようなサービスを行うか、一緒にシーンに出る相手を決定してくれ。どれから決めてもいいし、サービス内容以外は任意で構わん。
シーンはランダムでいいや(コロコロ…)「極彩色の壁画に彩られた」「墓地」
教会の裏手でステンドグラスが見える位置とかですかね。
無茶苦茶墓が多そうだよなこの世界。
えっとサービス表は…(コロコロ…)「感動系サービスシーン」の「かっこいいことを言う」…すげえ無茶ぶり…。
くっ…沈まれ僕の右腕…!
それ中二病とかいうやつだろ。俺ら年齢足りないぞ。
いやいや、貴公らは18歳だから。
それ番組の都合…。
でも結局そういう感じになるか?相手もダイスで…6か、フラスノエルかな。
1~4にPC1~4,5.標的,6.護衛天使という振り分け。
あ?俺?放置されなくてよかったぜ。じゃあその辺の墓の上に座っとくか。
「よお、こんなとこまでご苦労だな。お前が今回の回収人か」
「知ってるのか、俺のこと」
「俺らも番組見てたからな。誰が来てもぶっ飛ばすだけだがよ」
天使も地獄の番組を見るんだ…。
普段は知らんが少なくともこの番組は見ているらしい。天国と地獄の間でこのゲームを通して黄金の魂を巡る攻防を繰り広げる盟約が交わされているそうだ。
天使とか悪魔の考えることはわかりませんね。
いやこっちを見るんじゃない。私はこの地獄の悪魔じゃないから。
「へっ…ぶっ飛ばされるわけにはいかないな。お前こそ、俺のために死んでもらうぜ!」
びしっとフラスノエルに剣を向けるぜ!
…かっこいいのか?これ。
うーん…そもそも天使も不死だからなあ。
カガチに言ってた方が合ってたかも。
んなこといってもこれ以上無理だっつの!判定だ判定!
まあいいだろう。まず1D6で出た目の相手の習得特技を指定特技とする。そしてサブプロットの時と同じように目標値を設定して判定だ。
へいへーい。1D6…5だぜ。
5/情動の習得特技は《喜び》だ。
ラッキー!俺の情動は《愛》だから目標値は6だぜ!(コロコロ…)
2+4=6、1足りた
じゃあ何故かわからないが視聴者に受けた。【視聴率】20%と100【ソウル】獲得だ。
一言余計だ!!
【視聴率】20%→40%
「テコ入れ」終了!
「テコ入れ」を終了させたので更に100【ソウル】!
やったぜー!シサーゲットに一歩前進!
殺せない相手にも果敢に挑むのが受けたの?
サブプロット取得の流れから恋愛の行方が気になってるのかもしれないですね。
モノ好きばっかりかヘル視聴者…。
現在の【ソウル】
シャオン:400
ラケシス:0
シサー :200
シルヴァ:200
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登場人物紹介

《ポポイ・ハイドレンジア》


紳士的でおよそ悪魔らしからぬ半獣悪魔。ちょっと偉そうに喋る。
ハイドラと呼ばれたいのだがほとんど呼んでもらえない。
本卓の進行役(ヘルP)を務める。

《シャオン・セルス・クルシア》


PL1。富豪の息子。喧しくて人懐こい。魔法学校をサボりまくってる不真面目な生徒。
シサーのことが好き。相手は突っぱねて来るけど、きっと照れてるだけだと思っている。

《ラケシス・ディモルフォセカ》


PL2。臆病で引っ込み思案な翼人。ルルという魔女に師事する見習い。翼が小さすぎて飛べないのが悩み。
成り行き(?)で巻き込まれたもののほんとは人前でキャラを演じるなんて恥ずかしい。

《シサー・ディモルフォセカ》


PL3。ラケシスの片割れ。傍若無人で天の邪鬼。
読書が趣味。シャオンが毎日のように五月蝿く騒ぎに来て全然本が読み進められないのがイヤ。

《シルヴァ・マーキュレータム》


PL4。幼い吟遊詩人。脳天気な楽天家。
昔大きな事故に遭い左半身を植物の魔物《ヤテベオ》に乗っ取ってもらってなんとか助かった。そのことはポポイ以外には秘密にしているが、いつもうっかり喋りそうになる。

《穂踏月香ヶ祐》


ホフミヅキ・カガチ。NPC役。おっとりして無口な魚人。感情は表情より触覚に出る。
戦闘になると普段の様子と打って変わってとても機敏。自らを鍛えるためよくフラスノエルと組み手をしている。

《フラスノエル》


NPC役。もふもふした体毛が特徴的な竜人の子供。やんちゃで好戦的な性格。
強そうな奴を見ると挑まずには居られない戦闘狂。

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