(二)-7
文字数 264文字
「えー、やだー、新津さん、お局様みたーい」
そう言って山村さんはふふふっと笑いながら別の近くの席の同僚のところへと去った。
その日の定時間際、私は自分の隣の席でパソコンに向かって資料を作っている武西君に「どう?」と声を掛けた。
「資料できた?」
「スミマセン、まだです」
武西君は元気よく返事した。しかし、そこは武西君だ。イヤな予感しかしない。
私は、「朝までに作っておいてね」と武西君に伝えて退勤した。
前回の仕事は武西君のうっかりミスで、他のチームに引き継がれてしまったことがあった。しかし、今度はしっかりやり遂げたい。
(続く)
そう言って山村さんはふふふっと笑いながら別の近くの席の同僚のところへと去った。
その日の定時間際、私は自分の隣の席でパソコンに向かって資料を作っている武西君に「どう?」と声を掛けた。
「資料できた?」
「スミマセン、まだです」
武西君は元気よく返事した。しかし、そこは武西君だ。イヤな予感しかしない。
私は、「朝までに作っておいてね」と武西君に伝えて退勤した。
前回の仕事は武西君のうっかりミスで、他のチームに引き継がれてしまったことがあった。しかし、今度はしっかりやり遂げたい。
(続く)