(四)

文字数 227文字

 部屋にたどり着くと私はすぐにベッドに倒れ込んだ。ベッドサイズはなぜかダブルだったが、気分が悪くて気がつかなかった。急に強い吐き気を催してユニットバスに入り、トイレで吐いた。そしてすぐにベッドに戻り、横になっているうちに寝てしまった。

 気がつくと窓の外は夜だった。ベッドの反対側には武西君が座っていた。
「あなた、会社は?」
「連絡は入れておきました。先輩は直帰でいいと言われましたので、もう大丈夫ですよ」
「で、あなたは会社には戻ったの?」
「いいえ」

(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み