あとがき

文字数 1,472文字

 なんだが落語みたいなサゲになってしまった。
何かを伝えたいとか内容に意味はありません。
登場人物全員が“信頼できない語り手”と、いう物語を目指しましたので、解釈はお好きなようにどうぞ。わかりやすいオチやハッピーエンドなどを好む方には納得感が足りないですよね。スミマセン。
が、そういう狙いなんです。

 この物語はアダルトシーンがポイントだと思うのですが、ガイドラインが怖くてなるべく控えめにしました。
(これでもひっかっかちゃうかなぁ……?)
アダルトシーンをもっとしっかり描写した方がキャラクターの個性も際立ったと思うし、出来事もわかりやすくなっただろうし、この駄作ももう少しマシになりそうなんですよね。アイデアもいろいろあったんですが……。わかりずらい描写が多いですよね。なるべく

を使わないようにしてたので。
アダルトシーンをもっと詳細に追記してどこか大丈夫なところにアップしようかと検討中です。

 タイトルはそうです、Nirvana(ニルヴァーナ)の『Smells Like Teen Spirit(スメルズライクティーンスピリット)』の直訳です。
本来の意味はわかっています。Kurt(カート)は“Teen Spirit(ティーンスピリット)”(っていう制汗剤)の匂いがするねってKathleen Hanna(キャスリーンハンナ)Kurt(カート)の部屋に落書きしたのを気に入ってタイトルにしたんです。
Kathleen(キャスリーン)の所属していたBikini Kill(ビキニキル)のドラマーが“Teen Spirit(ティーンスピリット)”をつけていてKurt(カート)と付き合っていたから。)
Kurt(カート)亡き今タイトルと歌詞はまったく関係なく、歌詞も意味不明ってことになっています。カートがただ言葉遊びをしたかった節が今は濃厚です。
 なので、この物語と『Smells Like Teen Spirit(スメルズライクティーンスピリット)』もまったく関連性ありません。
ただタイトルに悩んだので拝借しただけです。
and、Nirvana(ニルヴァーナ)が好きなだけです。
しいて言うなら、『Smells Like Teen Spirit(スメルズライクティーンスピリット)』の意味不明さのように、何が本当だかわからない物語にしようと意識したかな……それくらい。

 別に高校生が主人公のお話を書いている最中にこの話を思いつきましたが、構成などのインスピレーションの元は『Sunset Boulevard(サンセットブルヴァード)』(邦題:サンセット大通り)。
Film Noir(フィルムノアール)の名作です。
男性の死体が発見されることから物語が始まるのですが、その死体のナレーションで話が進行するという斬新な物語です。
この手法は後にMartin Scorsese(マーティン スコセッシ)が『CASINO(カジノ)』でやりますね。(CASINOはちょっとヒネってますけど。)
むしろ『CASINO(カジノ)』インスピレーションですかね。

 そしてまた、苗字問題。
アタシは名前を考えるのが苦手で、いつも何かに頼っています。
今回は『2004アテネのサッカーU-23日本代表』の苗字を使わせていただきました。

 ちなみに、この作品を書きながらAIで画像生成にも挑戦してました。
近況ノートに画像を公開しています。
https://kakuyomu.jp/users/carrie-u/news/16817330666764342791

 拙著のアダルト作品にご興味ありましたら『許されざる私』を、ぜひ。
官能小説(のようなもの)にチャレンジした作品です。本作よりもだいぶ官能的なのでご注意を。
大人の恋愛の延長線上でゴリゴリの官能ではないですが。
某“……なろう”系の“ムーンライト”のみで公開しております。
(ここではガイドラインに抵触してしまいそうで)


最後までご高覧いただきましてありがとうございました。


© 宇田川 キャリー

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