第5話

文字数 1,490文字

街を歩きながら美奈は周辺を見つめた。

30分後、美奈は人とぶつかり口を開いた。

「すみません」

「大丈夫ですか?」

美奈と誠二は見つめ合い驚いた。

「君は!」

「会えて良かった」

「俺を探してたの?」

「はい」

「俺、今から仕事場に行くんだ、一緒に行く?」

「仕事って何をしてるんですか?」

「ホストクラブの経営をしながらホストもやってる」

「ホスト…」

「遅刻すると、一緒に働いているホスト達が怒るから歩きながら話そうか」

「はい」

誠二と共に歩き出した美奈はまさか自分の心と身体が傷つくはめになるとは思ってもいなかった。

1時間後、誠二と美奈はホストクラブの店の前に着いた。

その後、誠二と美奈は中に入り誠二はドアを閉め鍵をかけた。

「ホストのスーツに着替えてくるからソファーに座って待ってて」

「はい」

怪しむことなく美奈はソファーに座り誠二はオーナー室に向かった。

誠二が中に入りドアを閉めると4人の男性がソファーに座りながら待っていた。

「誠二が連れてきた男、裸足で歩いてた男だろ」

亜弥(あや)が口にすると誠二はスーツに着替えながら口を開いた。

「偶然、会って連れてきた」

「美人じゃん」

壮平(そうへい)の一言で誠二は壮平に近づき口を開いた。

「あいつでエロい動画を投稿したら儲かるかもよ」

「儲かるかもな…誠二、良いのか?」

「良いに決まってるだろ」

「恋人じゃないのか?」

「恋人じゃねぇよ」

「そうか、ならエロい動画を撮ろうぜ」

「ここに連れてくるから動画を撮る準備しとけよ」

誠二がオーナー室を出ていくと亜弥、壮平、仙太郎(せんたろう)、冴生(さえき)はソファーから立ち上がりカメラの準備を始めた。

その頃、誠二はソファーで座っている美奈の側に座り会話をしていた。

「君で動画を撮って良いかな」

「美奈です」

「美奈さんでこの店のPRをしたいんだ、ダメかな?」

「俺で良かったらPRをします」

「ありがとう、美奈さん」

「……」

優しく微笑む誠二の姿に美奈の胸はドキドキと高鳴った。

「オーナー室で撮るから行こうか」

「はい」

誠二と同時にソファーから立ち上がると美奈は誠二と共にオーナー室に向かった。

誠二と共に中に入った美奈は亜弥と壮平と仙太郎と冴生にお辞儀をし顔をあげた。

誠二はドアを閉め鍵をかけた。

「美奈さん、全裸になってくれるかな」

「全裸ですか?」

「男ばかりだから恥ずかしくないでしょ」

「わかりました」

返事をすると美奈は足首まで長い服を脱ぎ全裸になった。

誠二と亜弥と壮平と仙太郎と冴生は頷き亜弥は美奈に近づき抱き寄せ唇を重ねた。

美奈は亜弥から離れ「何をするんですか」と口にした。

亜弥は美奈をソファーに倒し覆い被さり再び唇を重ねその後、亜弥は全裸になり身体を重ねた。

誠二に助けを求めた美奈はカメラで動画を撮っている誠二の姿に驚いた。

その後、美奈は誠二にカメラで動画を撮られながら壮平と仙太郎と冴生に身体を奪われ続けた。

「助けて…」

小さな声で口にし美奈の目に涙が流れたその時、ドアが壊れ人間姿の宇宙人、ディナとナナが現れた。

誠二と亜弥と壮平と仙太郎と冴生は驚き目線をディナとナナに向けた。

ナナは亜弥と壮平と仙太郎と冴生に近づき「俺の婚約者に近づくな」と言って亜弥と壮平と仙太郎と冴生を殴り倒し気絶させた。

ディナは誠二に近づき口を開いた。

「カメラで撮った動画を消してもらおうか」

「嫌だと言ったら?」

「仕方ないな」

そう口にするとディナは誠二を一瞬で気絶させカメラを手に入れた。

ナナは美奈をお姫様抱っこしたままディナに近づき口を開いた。

「行こうか」

「あぁ」

ディナはカメラを持ってナナは美奈をお姫様抱っこしたままその場から姿を消し宇宙船に帰っていった。
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