第４話

会議部屋の中で宇宙人達とナナが立ち尽くしているとディナが現れた。

「人間が宇宙船から出るとこ見たんだがどういうことか説明してもらおうか」

「ナナ、ディナ、説明しろ」

「俺が説明する」

「……」

「……」

宇宙人達はディナに目線を向けた。

「人間の夫婦から赤ちゃんを奪い育てた、名前は美奈、俺の婚約者だ」

「婚約者！」

「ディナ、本気か？」

「本気だ」

「ナナは知ってたのか？」

「知ってた」

「ナナは許したのか」

「ディナの本気に負けて許した」

「美奈は良い男だ、美奈と接しれば良い仲間になる」

そう口にするとディナは会議部屋を出ていった。

「……」

「……」

「話は終わりだ」

ナナも会議部屋から出ていくと宇宙人達は立ち尽くした。

地下の部屋に戻ったディナはベッドに座っている美奈に近づき身体を倒し覆い被さった。

「何？」

「あの人間と過ごして楽しかったか？」

「怒ってるの？」

「お前は俺の婚約者だ、他の男と仲良くするな」

そう口にするとディナは美奈の唇を奪いその後、身体も奪った。

初めてディナに行為をされ続け美奈は涙を流した。

「……」

美奈は気を失った。

「……」

行為を止め眠る美奈の全裸にブランケットをかけるとディナはベッドから離れ乱れた服を整えた。

その時、ドアをノックする音がした。

「開いてる」

そう声をかけるとドアが開きナナが現れた。

ドアを閉めナナはベッドで眠っている美奈を見つめその後、ディナに近づき口を開いた。

「行為をしたのか」

「俺に話があってきたんだろ、何だ」

「美奈、泣いてる、むりやり行為をしたんじゃないだろうな」

「美奈は俺の婚約者だ、泣いても俺は行為をする」

「相手の許可を得ずむりやり行為をするなんて、ディナ、美奈に嫌われるぞ」

「お前に関係ないだろ」

怒った口調で口にするとディナは地下の部屋を出ていった。

ナナはベッドに近づき眠る美奈を見つめた。

「むりやり行為をされて可哀想に」

宇宙人のナナは美奈に顔を近づけ唇を重ねた。

その後、ナナは唇を離し眠る美奈を見つめた。

そしてナナは宇宙人から金髪に黄色の瞳にピンクの服姿の人間、ナナに変身した。

ナナは自分の姿に驚いた。

「俺も人間に変身した…なぜだ…」

人間のナナが混乱していると美奈が目を覚ました。

「……」

美奈は身体を起こし人間のナナと目が合った。

「……」

「……」

無言でナナと美奈は見つめ合いその後、美奈が口を開いた。

「人間だけど、あなた宇宙人？」

「ナナといいます」

「ナナさん」

「ディナがすまない」

「何でナナさんが謝るんですか？、むりやり行為をしたのはディナです」

そう口にすると美奈は全裸姿でベッドからおりその後、美奈は全裸姿だと気づきブランケットで身体を隠した。

ナナは足首まで長い服を出現させベッドに置いた。

「宇宙人達に君のこと話したから外に出たかったら堂々と出かけなさい」

優しい顔で口にするとナナは地下の部屋から出ていった。

ブランケットをベッドに置き美奈はナナが置いた足首まで長い服を掴み着た。

そして美奈はドアを見つめた。

「あの人に会えるかな」

また誠二に会いたいそう思った美奈は堂々と宇宙船から出ていった。