16日 幸せの構造を理解し俺たちは幸せを目指すべきじゃないと解説

文字数 1,068文字

昔々あるところに、ソクラテスというお爺さんがいました

ソクラテスは当時幅を利かせていた言論家を片っ端から論破し

刀を使っていないだけで、もはやただの辻切と化していました

ソクラテスは「それはなぜですか?」と訪ねて回ることで相手の無知を暴いていきました

ソクラテスは不敬罪で処刑されました


それから長い年月が経ち、ソクラテスの弟子であるもっとやべープラトンがいい感じの才能を発見しました

アリストテレスという比較的まともな人物です


アリストテレスはソクラテスの問答の果てには、人は幸せになるためにその行動を実行に移す、という確信を持ちました


では、具体的にどうやって幸せになればいいか?

アリストテレスは中庸を得ることにより人は幸福になると確信し、中庸を目指す学問を発展させていきました


中庸?

ちょっと難しい言葉が出てきたね

ここではあえて曲解し、普通という言葉を使わせていただきましょう


普通になることで私たちは幸せになることができる

これまでの幸福論では普通になることが幸せへの道だったのです


では、私たちの現在を見る限り、それで幸福になることは果たして可能なのでしょうか?

否、断固として否である

私たちは禁断の多様性というステージへ足を踏み入れようとしています

多様性とは、普通の真逆、普通が天国の理論であるならば、多様性とは地獄の理論に他ならないのです


よって、私たちはこれまでの幸福ルートとは逆、全く新しい幸せを発見しなければならないのです


ノルウェーっていうね、世界で一番幸せな国がありまして、世界の統計機関がノルウェーって幸福度ランキング1位って堂々と宣言してるんですが、なんか知らんがノルウェーのうつ病率相当高いんだよね


いやー、おかしいなあ


というかさあ、日本人って思想の根本に仏教が入ってきてるわけでさあ、仏教ってぶっちゃけ幸せを目指してる宗教じゃないってなんとなくわかるよね?


まあ、話が散らばってるけど、今日はあえて話を散らかしたんだ

だって、多様性の先にどんな幸せをつかみ取るのか、その答えが明確にあったとしたら、現代のメランコリーは一発解決だからね

つまり、答えが最初からない話を展開しているわけです

逆にここへ明確な答えを提示できれば、新しい幸福論を人々に提示できるでしょう


とはいえ、幸せを目指すよりは、日々の暮らしを大切にしてみるのもありなのではないでしょうか?

今のそこまででもない毎日を愛することができれば、それは万全な幸福とは言えなくとも、60点ぐらいの幸せにはなるからです


明日死ぬわけでもないし、細く長くの毎日を続けていくのもありなんじゃないかな?

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