第1話 彼女の家は地獄の三丁目
文字数 1,726文字
黒澤幸夫(37)は、都内の広告代理店に勤務する中間管理職、
毎日の厳しいビジネスシーンを生きている。
彼には、五年間付き合っている彼女がいる。小菅恵子(26)だ。
小菅は、黒澤の部下なのだが周囲はこのことに気付いていない。
○都内の広告代理店「電マ」オフィス 17:00
課長っ、さようなら〜。また、明日。
続々と帰宅する部下たち。
オフィスに取り残される黒澤と小菅。
けなげな小菅恵子。
男らしく、責任をとろうとする黒澤。
ミステリアスな笑いを浮かべる恵子。
ガタン、ゴトン!
自動販売機で、パンとコーヒーを買い、一息いれる黒澤。
気が緩み、いつしか寝落ちする黒澤。
...zzzzz......
おいっ!起きろっ!
あくまでポジティブに解釈する黒澤。
ガタン!
恵子のお母さんが、料理を持って登場。
コモドドラゴン料理に箸を付ける黒澤。
あくまでポジティブに解釈し、懐から献血手帳を見せる黒澤。
ひとときの団欒を楽しむ黒澤。
ううっ、苦しいっ。
コモドドラゴンの丸焼きを食べて昏倒する黒澤。
(父親)あっ、こいつコモドドラゴンの毒にあたりやがった。
(母親)大丈夫、ワタシが頸動脈から血を200cc程すすってあげる。
..,ggggggg....ummmmh
起きて、起きて❤️