大也とデート〜紫と影玄と玄斗編〜①

文字数 1,850文字

大也は風に吹かれながら一歩一歩と砂浜を歩いていた。

そして大也は立ち止まり海を見つめた。

「影玄は良いな、綺麗な海がいつも見れて」

「大也」

「……」

大也は振り返り近づいてくる影玄を見つめた。

「玄斗が買い物から戻ってきたバーベキューしょうぜ」

「うん」

大也は影玄と共に別荘に戻っていった。

その頃、玄斗は庭でバーベキューの準備をしていた。

その時、大也と影玄が現れた。

大也は肉や野菜を焼いている玄斗に近づき声をかけた。

「美味しそう」

「できるまで椅子に座って待ってて」

「俺も手伝うよ」

「良いから大也は椅子に座って待ってて、影玄」

「大也」

影玄は大也を椅子に座らせ皿に盛られた焼きそばと箸を渡した。

「俺が作った焼きそば、これでも食べて待ってて」

影玄は玄斗に近づき手伝い始めた。

大也は焼きそばに目を向け「美味しそう…いただきます」と言って箸で焼きそばを食べ始めた。

それから暫くして焼きあがった肉と野菜が盛られた皿を持って玄斗と影玄が現れテーブルに置いた。

大也は皿をテーブルに置き肉に目を向けた。

「美味しそう…食べて良い?」

「食べて良いよ」

玄斗と影玄が椅子に座ると大也は「いただきます」と言って箸で焼き肉を何枚か取り皿に盛り食べ始めた。

その後、影玄と玄斗も焼き肉と野菜を食べ始めた。

それから時間が過ぎお腹いっぱいになった大也が口を開いた。

「影玄、玄斗、片付けは後でするから少し休んで良い?」

「片付けは俺達がするから夜まで寝てて良いよ」

「夜まで良いの?」

「夜になったら花火をしょうな」

「花火、買ったんだ」

「あぁ」

「楽しみだな」

嬉しそうな顔で椅子から立ち上がると大也はその場を離れ別荘の中に入ると部屋に向かった。

影玄と玄斗は食器とコンロを片付け始め玄斗が口を開いた。

「片付けが終わったら大也の部屋に行かないか?」

「行って何するんだ」

「わかってるくせに」

「ゆっくり寝かせてやれ」

「俺は行くぜ」

そう口にし玄斗は片付けを終え大也が眠る部屋に向かった。

「玄斗」

影玄は見つめながら立ち尽くした。

その頃、大也はベッドで気持ちよさそうに眠っていた。

その時、ドアが開き玄斗が現れた。

玄斗は中に入りドアを閉めベッドに近づいた。

「……」

眠る大也の姿を見つめると玄斗は大也に覆い被さり唇を重ねた。

その後、玄斗は唇を離し見つめ声をかけた。

「大也」

「……」

ゆっくり目を覚ますと大也は玄斗を見つめた。

「玄斗…」

「大也、愛してる」

そう口にすると玄斗は大也の衣服を脱がせながら身体を重ねた。

それから暫くして再び部屋のドアが開き影玄が入ってきた。

「お前だけずるいぞ」

ベッドに近づくと影玄も大也の身体を愛した。

「ゆっくり眠たいのに2人ともやめろ」

そう口にすると大也は影玄と玄斗の行為を受け入れ続けた。

それから時間が過ぎ空は暗くなった。

大也が影玄と玄斗に挟まれながら眠っていると玄斗が身体を起こし口を開いた。

「そろそろ花火しないか?」

「大也がまだ寝てる」

影玄も身体を起こし影玄と玄斗は大也を見つめた。

そして影玄と玄斗は大也の頬に左右からチュっとキスをした。

そのキスで大也が目を覚ました。

その後、大也と影玄と玄斗は全裸から衣服を着てそのまま部屋を出て外に出た。

そして大也と影玄と玄斗は花火を始めた。

「花火なんて久しぶりだな」

「……」

「……」

花火を見つめる大也の姿を見て影玄と玄斗は美しいと思い影玄と玄斗は見つめ合い頷いた。

そして影玄と玄斗はスマホを取りに行きそのスマホを大也に向けた。

「大也、いろんな花火をして」

「写真を撮るから」

「……」

玄斗と影玄のお願いを叶えるため大也はいろんな花火をし始めた。

「大也と花火、絵になるな」

「そうだな」

いろんな表情を見せる大也と花火を玄斗と影玄はスマホで写真を撮り続けた。

それから暫くして花火を止め大也が口を開いた。

「花火をしながら3人で写真を撮らないか?」

「誰が撮るんだよ」

「三脚にスマホを置いてタイマーで撮るんだよ」

「三脚あったかな」

影玄は探しに別荘の中に入っていった。

10分後、三脚を持って影玄が戻ってきた。

大也は自分のスマホを三脚に置きタイマーをセットした。

「影玄、玄斗、」

花火をしながら大也が声をかけると影玄は大也の右側に立ち玄斗は大也の左側に立った。

そして大也と影玄と玄斗はスマホに目を向け写真を撮った。

「写真を送るね」

大也はスマホを掴み影玄と玄斗のスマホに写真を送った。

「まだまだ花火が残ってるからやろうぜ」

「OK」

「OK」

影玄の言葉に大也と玄斗が同時に返事をすると大也と影玄と玄斗は花火を楽しんだ。

        完結



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