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文字数 331文字

 そんなわけで、今度の日曜日に、みんなでホラ山に登ることになった。

 みんな親に黙って、山に登ることにした。親にいうと、止められることはわかっている。

 ホラ山は標高千メートルくらいあり、町内で一番高い山だ。

 小学四年生だけで登るには、少し冒険である。

 しかしみんなはキンカイに目がくらんでおり、少々の冒険などどうってことないとたかをくくっていた。

 キンカイを掘りみんなで山分けし、ゲーム機を買うことに頭がいっぱいだった。

 土を掘るためにスコップをチンペイが、ツルハシをタッチンが家から持ってきた。

 みんなはリュックサックを背負い、リュックの中に小型のスコップや飲み物やオムスビや菓子などを持ってきた。

 ブーチンやエロチンはどちらかというと、遠足気分で参加していた。


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