第11話:ロンドンのテロの詳細と巨大台風カトリーナ

文字数 1,735文字

 サークル線、リバプール駅からアルドゲイト駅に向かう列車の2両目後部。ピカデリー線、パンクラス駅からラッセル駅に向かう列車の1両目。サークル線、列車がエッジウェア・ロード駅からパディントン駅へ向け発車した直後に2両目前部が、爆発、駅構内も被害を受けた。

 7日、9時47分頃「現地時間」、大英博物館のあるラッセル広場近くのタビストック・スクエアを走行中のダブルデッカーバス「2階建てバス」、デニス・トライデント2型1台が、爆発し、屋根を含めて2階部分が完全に吹き飛んだ。

 ロンドン同時爆破事件で爆破された3台のバスのうち2台は、ロンドンのシンボルとも言えるデニス・トライデント2型で、他の1台も含めて全て「ステージコーチ・ロンドン社」の所有だった。最初に爆破されたバスはエンバイロ400の車体を利用して修復された。

 ロンドン市民からは「ロンドンのスピリット」という名前で呼ばれている。このテロ攻撃によって56名が死亡。ただし、その中に実行犯4名が含まれている。地下鉄車両は完全に破壊され施設にも被害を受けた。ラッセルスクエア駅近くの現場では、地下鉄トンネルの崩落など2次災害の危険が語られたが、トンネル崩落は起こらなかった。

 イギリス捜査当局は、テロリストによるテロと発表。発生当時は起爆装置を爆発させた時限式の爆発物によるテロと発表していたが、後日自爆テロと修正した。実行犯は4名で、改札の監視カメラによって揃いのバックパックを背負っている4人の青年が撮影された。

 4名は郊外のリーズからロンドンまで列車でやってきた。実行犯の内、2人は小さな子供がいる上に妻が妊娠中で、内1人は予定日が1週間後に迫っていた。また、後に妻の1人であるサマンサ・ルースウェイトは、ソマリアやケニアなどで発生した武力攻撃に関与した疑いが、かけられていた。

 ロンドン警視庁は、事件の企画者として33歳のエジプト人男性を逮捕した。この男性は実行犯と同じリーズにある大学で生化学を学んでいて、アメリカへの留学経験もあり、事件1週間前からエジプトに帰国していた。また、彼は日に5回の祈りを欠かさない敬虔なムスリムであった。

 2007年3月22日、ロンドン警視庁は、このテロに関与した「反テロ法」違反の容疑で、男性3人を逮捕したと発表した。警察は22日の13時、30歳と23歳の男をマンチェスター空港からカラチ行き飛行機に搭乗しようとしたところ逮捕。次いで16時、26歳の男を中部リーズの自宅で逮捕。

 また同時に彼等の家などが家宅捜索された。一方、アメリカでは、8月末、超大型ハリケーン「カトリーナ」がニューオーリンズなど米南部を襲った。ジャズの街ニューオーリンズは堤防の決壊で水没、死者は1300人超と1928年以来最悪の被害。

 8月26日、ハリケーン「カトリーナ」が米国フロリダ州に上陸。8月29日には、カテゴリ4の強さでルイジアナ州ニューオーリンズに再上陸。政府の対応の遅れから約1200人の死者を出し、ニューオーリンズでは、取り残された市民により略奪が発生。

 避難先でも感染症や衰弱死、性犯罪などが多発する惨状となる。原油価格は高騰しブッシュ政権の支持率は急落。9月24日、最盛期の強さが「カトリーナ」を上回るハリケーン「リタ」が米国南部に上陸「上陸時の強さは、カテゴリ3で、カテゴリ4で上陸した「カトリーナ」の方が強かった。

 その他、多くの石油生産施設などに被害が出た。6~11月に熱帯低気圧が、26個発生し13個がハリケーンに発達「リタ」「ウィルマ」なども米本土を直撃した。

 その後、春子さんに訪問したいと連絡すると特に予定はないからOKと言うので11月3日、お昼頃、彼女と訪問させていただきますと伝えた。11月3日、上野駅で10時過ぎに待ち合わせ、品川駅で、京浜急行に乗り換え12時頃に八女春子さんのマンションについた。

 そして、購入してきた「虎屋の羊羹」を渡すと、ありがとうと言われ広いリビングに通された。
「この日も海がきれいに見え富子さんが、思わずわー素敵と声を上げた」
「ここが一番の売りのなのよと春子さんが笑顔になった」
 今日は、ちらし寿司を作ったので、食べましょうと言ってくれた。
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