あぶれた1話、志堂とナツ③【2007年9月13日以降の某日、志堂回想 】

文字数 455文字

 


【本編で掲載していないけれど(以下略)】





「・・・・・・やりてぇ」
「・・・・・・。・・・・・・言ったらいいじゃないですか。本人に」
「言ったら『ヤリ目』って言われた。どこでそんな言葉覚えたんだか・・・・・・。これでも二年半待ったんだぜ? もう俺悟り開くかと思った」
「無事別のものが開いて良かったですね」

「・・・・・・やりてぇ」
「風俗はいかがですか? アレは一部では『浮気と別口』と専らの噂で」
「勘弁してくれ。吐き気がする。それに弟が優秀なんだ。アイツの将来考えたら、余分な出費はしたくない。できる限りこっちはこっちでやりくりする。だからそんな金はない」
「じゃあこっそり一人や二人。需要はあるでしょう」
「こっちに来る前、釘刺された。ぶっといヤツ。女バカにしてると痛い目見る」
「成る程。八方塞がりだ」

「・・・・・・やりてぇ」
「・・・・・・お手洗いはここを出て左手。たった二部屋先なので、サッと行けば人目につかず済みますよ」
「辛い」
「発情した野郎が研究の邪魔をするので、こちらも辛いです。そろそろお帰り願えませんかね」






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