登場人物
文字数 1,971文字
〇 煌道家
鎌倉に政権があった時代、京より鎌倉へ移り住んだ陰陽師を源流とする一族。
のちに陰陽師から声聞師 となり、今は「祓い屋」というかたちで家業は継がれている。現在は、煌道 煉樹 が当主を務める。
当主である煉樹およびその家族は、煉樹が建てた北鎌倉の屋敷に住んでいるが、本家は横浜に存在する。
〇 煌道風夜
本シリーズ主人公。高校生。
やや外はね癖のある銀灰色 のショートヘア、つりあがった猫目に暗い灰色の虹彩をしている。
ただし、これは霊力の色が髪と瞳の色に透けて見えるもので、ほとんどの人間には「黒髪」に「色素の薄い瞳」に見えている。
銀灰色および灰色の瞳に見える人は、もれなく見鬼 の才 (人ならざるものを視る力)を持っている。
中性顔で口調も男らしく、一人称も「俺」だが、生物学上は女の子。
本人曰く、別に男になりたいわけではなく、自分らしく振舞っているとこうなっているらしい。
祓い屋を家業とする煌道家の長女として、日夜怪異・妖怪と対峙している。
武器は一族の宝でもある「紅雪 」という刀。
〇飛龍
風夜の相棒で、煌道家に十年前から居候している青年。
腰まで伸びる銀髪 に瑠璃色の瞳をしている。
こちらも普通の人間には「鳶 色」の髪と「黒の瞳」に見える。
その正体は人ではなく白銀龍。
十年前とあるところで風夜に拾われてから、居候として煌道家に住んでいる。
滅多に本性である龍の姿には戻らない。
人間として使っている名前は「煌道 龍」。
料理好きで、料理をするときは必ず割烹着 を着る。
〇 煌道煉樹
煌道一族の当主兼、煌道家の大黒柱。
煌道家三兄妹の父親でもある。
猫っ毛な鳶色の髪に、黄色を含んだ翠の瞳を持つ。
徒人 (人ならざるものを視ることのない人)には、焦げ茶色の髪と明るい茶色の瞳に見える。
小説家として名が世に知れており、いつも原稿と格闘している。
いつもにこにことした胡散臭い笑顔を浮かべている優男で、俗にいうたぬき親父。
三兄妹の父であり、術者の師範でもある。風夜に至っては、剣の師匠でもあり、彼女の武器である紅雪は、煉樹から受け継いだ刀。
妻の蓮霞 とは昔からの許嫁だったが、結果的に恋愛結婚になったため、今でも二人っきりでデートをする仲。
〇 煌道蓮霞
煉樹の妻で、煌道家三兄妹の母親。専業主婦。
風夜と同じ銀灰色の長髪に、暗い灰色の瞳の持ち主。
徒人からの見え方は風夜と同じで、黒髪に色素が薄めな茶色である。
柔和な雰囲気と芯の強さを持つ女性だが、その雰囲気とは裏腹にかなり腕っぷしが立つ。
実は術者としてかなり優秀で、現役の頃は祓えない・倒せないものはないと思わせるほどの強さを誇っていた。
飛龍に料理を教えた張本人で、日々進化していく彼の料理スキルをほほえましく思っている。
旧姓:宵笠
〇 煌道悠嘉
煌道三兄妹の一番上。長男で大学生。
ほわほわとしているがどこか掴めない、不思議な雰囲気を持っており、両親に一番雰囲気が似ている。
父親と同じ髪色と瞳の色をしており、最近ではますます似てきたとよく言われる。
自他ともに認めるシスコンだが、本人たちは「仲がいい兄妹」程度に思っている。
攻守ともに優れたバランサータイプな術者。
オタク気質で、アニメやゲームで見たものを術で再現できないかと研究もしている。
三兄妹の中では風夜が一番術者としての実力はあるが、様々なことを考慮したうえで、煉樹から正式な後継者と認められている。
〇 煌道莉舞
煌道家三兄妹の末っ子。中学生。
くせの強い鳶色の髪をいつもツインテールにしている。瞳は母や姉とおそろい。
活発的で勝気な女の子。
悠嘉を「お兄ちゃん」、風夜を「お姉ちゃん」、飛龍を「龍にい」と呼ぶ。
術者としては守備型で、お守りのような呪具作りや占いを得意とする。
霊力的には父・煉樹によく似ており、守備特化型。
実戦経験がほとんどないうえに、兄姉に比べて戦うための力も弱いことがコンプレックスになっている。
〇童守家
元は煌道家と同じく、鎌倉に移り住んだ陰陽師を源流とする。
こちらは長年陰陽師を生業とする家系だったが、すでに廃れて久しい。
現在は、第六感的勘の良さと、呪術に関する書籍が残るばかりとなっている。
〇 童守藤治郎
煉樹が贔屓 にしている、骨董屋「わらしや」の店主を務める老人。
癖のある店で、普通の骨董品から、良くも悪くも訳あり品、呪具、付喪神などが商品として並んでいる。
いつもお遣いを頼まれてやってくる風夜と飛龍に、季節関係なく熱いお茶をふるまう。
彼自身に視える力はない。
〇 童守棗瑪
藤治郎の孫で風夜の同級生。
煌道家とは家族ぐるみの付き合いが小さいころからある。
現在の童守家のなかでは一番勘が働くためか、雑多に置かれた骨董品の中から、目当てのものを短時間で探し出す、という特技がある。
しかし、人ならざるものを視る力はないため、普通の真面目な男子高校生。
たまに不運な目に遭う。
鎌倉に政権があった時代、京より鎌倉へ移り住んだ陰陽師を源流とする一族。
のちに陰陽師から
当主である煉樹およびその家族は、煉樹が建てた北鎌倉の屋敷に住んでいるが、本家は横浜に存在する。
〇 煌道
本シリーズ主人公。高校生。
やや外はね癖のある
ただし、これは霊力の色が髪と瞳の色に透けて見えるもので、ほとんどの人間には「黒髪」に「色素の薄い瞳」に見えている。
銀灰色および灰色の瞳に見える人は、もれなく
中性顔で口調も男らしく、一人称も「俺」だが、生物学上は女の子。
本人曰く、別に男になりたいわけではなく、自分らしく振舞っているとこうなっているらしい。
祓い屋を家業とする煌道家の長女として、日夜怪異・妖怪と対峙している。
武器は一族の宝でもある「
〇
風夜の相棒で、煌道家に十年前から居候している青年。
腰まで伸びる
こちらも普通の人間には「
その正体は人ではなく白銀龍。
十年前とあるところで風夜に拾われてから、居候として煌道家に住んでいる。
滅多に本性である龍の姿には戻らない。
人間として使っている名前は「煌道 龍」。
料理好きで、料理をするときは必ず
〇 煌道
煌道一族の当主兼、煌道家の大黒柱。
煌道家三兄妹の父親でもある。
猫っ毛な鳶色の髪に、黄色を含んだ翠の瞳を持つ。
小説家として名が世に知れており、いつも原稿と格闘している。
いつもにこにことした胡散臭い笑顔を浮かべている優男で、俗にいうたぬき親父。
三兄妹の父であり、術者の師範でもある。風夜に至っては、剣の師匠でもあり、彼女の武器である紅雪は、煉樹から受け継いだ刀。
妻の
〇 煌道
煉樹の妻で、煌道家三兄妹の母親。専業主婦。
風夜と同じ銀灰色の長髪に、暗い灰色の瞳の持ち主。
徒人からの見え方は風夜と同じで、黒髪に色素が薄めな茶色である。
柔和な雰囲気と芯の強さを持つ女性だが、その雰囲気とは裏腹にかなり腕っぷしが立つ。
実は術者としてかなり優秀で、現役の頃は祓えない・倒せないものはないと思わせるほどの強さを誇っていた。
飛龍に料理を教えた張本人で、日々進化していく彼の料理スキルをほほえましく思っている。
旧姓:
〇 煌道
煌道三兄妹の一番上。長男で大学生。
ほわほわとしているがどこか掴めない、不思議な雰囲気を持っており、両親に一番雰囲気が似ている。
父親と同じ髪色と瞳の色をしており、最近ではますます似てきたとよく言われる。
自他ともに認めるシスコンだが、本人たちは「仲がいい兄妹」程度に思っている。
攻守ともに優れたバランサータイプな術者。
オタク気質で、アニメやゲームで見たものを術で再現できないかと研究もしている。
三兄妹の中では風夜が一番術者としての実力はあるが、様々なことを考慮したうえで、煉樹から正式な後継者と認められている。
〇 煌道
煌道家三兄妹の末っ子。中学生。
くせの強い鳶色の髪をいつもツインテールにしている。瞳は母や姉とおそろい。
活発的で勝気な女の子。
悠嘉を「お兄ちゃん」、風夜を「お姉ちゃん」、飛龍を「龍にい」と呼ぶ。
術者としては守備型で、お守りのような呪具作りや占いを得意とする。
霊力的には父・煉樹によく似ており、守備特化型。
実戦経験がほとんどないうえに、兄姉に比べて戦うための力も弱いことがコンプレックスになっている。
〇
元は煌道家と同じく、鎌倉に移り住んだ陰陽師を源流とする。
こちらは長年陰陽師を生業とする家系だったが、すでに廃れて久しい。
現在は、第六感的勘の良さと、呪術に関する書籍が残るばかりとなっている。
〇 童守
煉樹が
癖のある店で、普通の骨董品から、良くも悪くも訳あり品、呪具、付喪神などが商品として並んでいる。
いつもお遣いを頼まれてやってくる風夜と飛龍に、季節関係なく熱いお茶をふるまう。
彼自身に視える力はない。
〇 童守
藤治郎の孫で風夜の同級生。
煌道家とは家族ぐるみの付き合いが小さいころからある。
現在の童守家のなかでは一番勘が働くためか、雑多に置かれた骨董品の中から、目当てのものを短時間で探し出す、という特技がある。
しかし、人ならざるものを視る力はないため、普通の真面目な男子高校生。
たまに不運な目に遭う。