第10話-    探知機

文字数 142文字

以前住んでいた部屋にはトイレの横に一寸した棚があって、カーテンで仕切られていた。

猫を飼い出してから気づいたのだが、時おり猫は其処をじーっと見詰めているし、彼は絶対に一匹ではトイレに行こうとしない、必ず私が行くのに合わせている。

たまに妙な音もし、以来我が家の猫は探知機である。
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