ひびのにっき 2021/10/26 創作意欲と恋愛「物語」

文字数 1,071文字

秋が一気に過ぎて、冬のようになりました。寒い時期はまだ嬉しい。
私は紅茶が大好きなので、毎日大量に飲んでいます。
新しいコートも買って、おでかけするのが嬉しい(ほぼ職場とスーパー…)。


最近、創作意欲がようやく出てきて、これまで短篇や中篇を書いては途中で頓挫させてきましたが、ようやく中篇を書き上げました。
苦しみから解放され、達成感があります。まだ途中のものも大量にあるけれど…

今回は女の子同士の恋愛、その破綻の物語です。

物語を書くとき、どのような読み手に伝えるかを想定して書くかが重要である、と、ある作家さんがおっしゃっていました。
私はテーマが決まっていれば、あるいは読み手がある程度想定できれば、わりかし文章はすぐに書けます。
しかし今回は、自分が読みたい、自分的にぶっ飛んだ中篇を書きました。
正直書いた自分でも、なんぞこれ。という感じ。でも気に入っている。読み手はだれかは謎です。

本当は、そういう自分が読みたい、得体のしれないものを書きたい、と願いつつ、なかなか難しいですね。

なんやかんや、恋愛の物語は書きたくなる。

恋愛は、よくわからない。既婚の今はさらによくわからない。
本日、会見されたお二人についても、祝福したい。ただ少し複雑、お二人の「物語」は正直よくわかりません。
ただ、坂口安吾が良いことを言っていました。






恋愛とはいかなるものか、私はよく知らない。そのいかなるものであるかを、一生の文学に探しつづけているようなものなのだから。

ー恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う。人間永遠の未来に対して、私が今ここに、恋愛の真相などを語りうるものでもなく、またわれわれが、正しき恋などというものを未来に賭けて断じうるはずもないのである。
 ただ、われわれは、めいめいが、めいめいの人生を、せい一ぱいに生きること、それをもって自らだけの真実を悲しく誇り、いたわらねばならないだけだ。

ー人は恋愛によっても、みたされることはないのである。何度、恋をしたところで、そのつまらなさが分る外には偉くなるということもなさそうだ。むしろその愚劣さによって常に裏切られるばかりであろう。そのくせ、恋なしに、人生は成りたたぬ。所詮人生がバカげたものなのだから、恋愛がバカげていても、恋愛のひけめになるところもない。バカは死ななきゃ治らない、というが、われわれの愚かな一生において、バカは最も尊いものであることも、また、銘記しなければならない。
(恋愛論 坂口安吾)

恋愛は永遠の謎ですね。だから物語の題材になるのか。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み