Check5

文字数 702文字

親を完全に喜ばせることは不可能だ。
→○

 少なくとも、子供チョイスのプレゼントで喜ばせられはしない。
 他の贈り物でも基本的にケチをつけるのが毒母。
 ただ、喜ばせるのは簡単。
 私が悲しんでいたり苦しんでいたりすればご機嫌もご機嫌。
 ただし、その苦しみが病気であり、学校から「病院へ連れて行け」と言われると不機嫌になる。
 子供の苦しみは蜜の味だが、自分の手間が増えると不味い苦しみに変わる模様。
 変な話、私がしょげたり凹んだりして見せれば機嫌が良いので、自分を偽るのには慣れた。
 自分の気持ちに嘘をつくのにも慣れた。
 それでも、子供にとって生きる為には選ばねばならなかった、どちらがより得なのかを。
 受験した後も、結果が出る前に落ちた様な自身の無い振りをすれば凄くご機嫌。
 子供が凹んでいる時の毒母の機嫌の良さは半端ない。
 定期試験なりで友達同士が安心し合う為に「駄目だわ」「自信ない」と言いあうのとは違う。
 機嫌を取る為に

をして、「スペックの低い毒母のマウンティング欲」を満足させる。
 それが「生きる為、勝手に身に付いたスキル」と言えばスキルなのだが、毒親育ちは高確率で「金銭的な面等、年齢的にどうにもならない子供の内に親の機嫌取りスキルを身に付ける」のではないか?
 無償の愛を与える親であれば、反抗しようが(余程の悪事でなければ)受け入れるし、怒りはしても衣食住を子供から奪いはしない。
 だが、世の中には子供を従わせる為にそれらを奪って子供を洗脳する(当人は無意識だろうが)親も居る。
 悪人の思考が分かる様になるから、騙される前に気付ける確率は上がるかも知れない。
 (断るスキルが有るかは別)
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