道草の話

作者 shozoshozo

[現代ドラマ・社会派]

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 横浜の商社に勤める私は自宅近くの写真館に足を踏み入れたことから、主である亀さんの薫陶を受ける。フイルムを用いる銀塩写真にこだわり、鉄道遺構や廃墟などのロケにも出かける。一方、同じ商店街のドラッグストア西山の薬剤師さと子とも知り合い、写真家を目指していた亀さんの息子、修司と古いトンネル内で遭遇した「く、ら、い、」という言葉について聞かされる。その後、修司は家出同然で渡米してしまい、母親はアルコール中毒にかかってしまう。こうした因縁から不和となっている亀さんとさと子を取り持とうとして、リッキー警部のいるキャバレーにも出かけるが結果としてかえって対立を深めてしまう。そんな折、修司が予告もなく帰国、一同が会することになる。<第23回太宰治賞二次選考通過作品>

登場人物

 主人公の「私」。横浜在住。グッズを扱う商社の営業開発部に勤務、ノベルティ等の営業を担当。独身なのでしばしば寄り道するが、自宅近くで写真館に足を踏み入れたことから、商店街の人々の葛藤に巻き込まれる

亀さん。亀井写真館の主人。妻子もいるが今は一人で店を営んでいる

西山さと子。ドラッグストア西山の長女。薬剤師。亀さんの一人息子、修司と交際していた

リッキー富岡警部。富ちゃん。キャバレー「八十八分署」のホステス。元写真店経営。

亀山修司。写真館の跡取りで写真家を目指すものの家出同然で渡米。

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小説情報

道草の話

shozoshozo

執筆状況
完結
エピソード
13話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
カメラ, 横浜, トンネル, 写真家, 恋愛, 思い出, 親子, 廃線, 道草, 薬剤師
総文字数
58,698文字
公開日
2024年05月20日 17:31
最終更新日
2024年05月24日 17:58
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