私には「エリカ」という知人がおりましたので、拝読させていただきました。まず、本の表紙に紫の花の写真があり、「エリカ」って花の名前？という興味がそそられて、読み始めました。エリカという花のイメージがなかったので、読後に、花の写真を見て、小説の舞台がイタリアということ、さらに「エリカ」の花言葉などを調べていくうちに、世界が拡がりました。私の知人のエリカは、私の研究室に数年前に4週間ほど短期留学してきたイタリア人の女医学生です。エリカの花は、Ericaとスペルするようですが、私の知人のエリカはErik ... 続きを見る

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素敵なモノローグでした！先ず●●●という名前の花があるということにびっくりしましたし、最後の部分に描かれた時差の大きな差異から、二人の物理的な距離がよくわかって、せつなかったです。私が特に好きなのは、「ヴェローナの音楽祭」の二人の出会いの場面です。この作品はコンテスト参加用ということで字数制限があるためか、非常に削った形になっていましたが、その分いろいろ想像して楽しみました。字数制限がなければ、この部分はもっといろいろ二人の描写とか台詞とかを楽しめただろうなあ、とちょっぴり残念でもありましたが… ... 続きを見る

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mikaさんの小説は、情景が押しつけがましくないのにありありと脳内に再現できて、自分もそこで実体験しているような気分になります。色鮮やかでとってもロマンチック。ラストも効いていて、「あっ」と思いました。それから大変遅くなりましたが、『不可逆少年』書評、優秀賞おめでとうございます。2000字とは思えない濃密さと噛み応えがあり、何度も読んでみたくなる書評でした。こんな風にバリエーション豊かに執筆できるmikaさん、凄いです(*^-^*)

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