庚申御遊の宴

[ミステリー]

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夜な夜な亡き父の霊が出るという依頼を受け、百瀬探偵結社の探偵たちが、事件の解決に向かう!! 村に伝わる竜燈とはなにか。村に伝わるまつりの本来の姿とはなにか。庚申御遊の夜、事件は起こる!!

登場人物

破魔矢式猫魔(はまやしきびょうま):探偵

小鳥遊ふぐり(たかなしふぐり):探偵見習い

萩月山茶花(はぎつきさざんか):語り手

百瀬珠(ももせたま):百瀬探偵結社の総長

枢木くるる(くるるぎくるる):百瀬探偵結社の事務員

ファンレター

ハムレットとクローディアス

旭山リサさん、レビューありがとうございます! 実は猫魔がハムレットを引用したのには意味があります。シェイクスピア『ハムレット』とはどういうお話かというと、先代の王の亡霊が王子ハムレットの前に現れ、現王クローディアスへの復讐をハムレットに命じるところから始まるのです。そして『庚申御遊の宴』もまた、父の亡霊の声を聴くという依頼人が現れるところから、今回の事件が始まります。読了後、時系列で考えると、猫魔の引用も必然性があったことがわかる仕組みになっています。山茶花くんは、料理が苦手そうなメンバーの中で ... 続きを見る

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竜燈の光

読後も、猫魔の鳴らす鐘の音が、いつまでも頭の中で鳴り響いています。三尸の饗宴、閉塞的で小さな世界の終わりをこの物語に登場する探偵たちと見てしまいました。探偵たちの中でも、猫魔はカリスマ性があって凄いですね。ふぐりが嫉妬するのもなんだか気持ち分かるかも。「最善の生き方をするために……」と、猫魔がハムレットを引用するくだり「粋でカッコ良いなあ!」と思いました。語り手の山茶花くんも良いですね! 前作「ピュアラブNTR」でのアルパカとのツーショットが頭に浮かびます。カレーうどんを作らされたり、ついでに山 ... 続きを見る

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小説情報

庚申御遊の宴

成瀬川るるせ  rulerse

執筆状況
完結
エピソード
8話
種類
一般小説
ジャンル
ミステリー
タグ
【骨太小説】, 変格ミステリ, 怪奇・幻想小説, 現代ファンタジー
総文字数
25,002文字
公開日
2020年04月30日 12:52
最終更新日
2020年05月03日 16:19
ファンレター数
2