山辺実里（やまべ・みさと）は都内の実家を離れ、地方で公務員になっていた。

ある日、妹と元彼の結婚式に出席するために、久しぶりに地元に戻ることに。どうしても気分が乗らない実里は、実家に近づかず、ぶらぶらと地元を歩いていた。
その途中で見かけた花屋で衝動的に、花のコサージュを買うことを決める。しかしそこは中高の同級生、高良芳佳（こうら・よしか）の店だった。

※この作品はエモい古語辞典コンテスト（https://www.pixiv.net/novel/contest/emoikogo）のお題を利用し創作したものを、大幅加筆修正したものになります。