『また明日』~それぞれの三月十日~

[現代ドラマ・社会派]

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東北の海の近くのある街に生きる人々の、2011年3月10日から11日未明にかけてのそれぞれの時間。応援要請から戻ったばかりの若い公務員が水の底から見た青い光景を縦軸に書いてみました。2013年の夏に書いたものを加筆修正して載せました。

登場人物

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ファンレター

南さんへ

 3・11当日のことを書くよりも前日の日常とその時々のちょっとした幸福を書くことにより、災害の被害の甚大さや人の胸に穿たれた穴の大きさを知ることが出来るんだな、と、痛感致しました。同じ感覚を福井晴敏の「終戦のローレライ」に於いて、原爆投下前日の8月6日以前の広島の日常が書かれていた時に覚えました。唯一の被爆国なのに核拡散防止条約に参加しない日本の歪な国情と、天災に拠って人の命を奪われる酸鼻。その悲しさを知るには、何の罪もない人達の日常の小さな幸せを心に刻むことが大切なんですね。貴重な作品をありが ... 続きを見る

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小説情報

『また明日』~それぞれの三月十日~

南 伽耶子  isiarutokoro

執筆状況
完結
エピソード
7話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
海, 春, 日常, 生活, 前日, 東日本大震災
総文字数
16,512文字
公開日
2020年10月29日 15:47
最終更新日
2020年11月05日 12:26
ファンレター数
1