セリフ詳細

ところがフランスでは、まだ働き盛りなのに、さっさと自分の塔に閉じ籠って「エセー」を書き始めた人もいる。この思索家は、書くことをほんとうに楽しんでいたよ。

「運命随順」を唱え、「自然に抗わない」ことをモットーにしていた人だった。


ブッダもソクラテスも、各々の運命には逆らえなかった。ひとりひとり、地球上のみんなが、そうなんだ。


このフランスの思索家にとっての「運命・自然」は、他者との対話より、自己との対話だったのだ。


この『運命随順』、川の流れに逆らわない、諦念のような思想は、人を幸福にさせる土台になるだろうね。

なぜなら、自分の歩幅で、そのまま歩いて行きなさい、ってことだから。


この足が、すでに運命なのだよ。ひとりひとりに備わっている…

作品タイトル:ペシミスティック・サロン

エピソード名:第6話 創作について (b)

作者名:かめ  soyogo0305

34|社会・思想|完結|7話|11,469文字

考え方, ものの見方, 恋愛, 創作

12,073 views

「対話」のみの文を書こうとしていたのですが、だったらチャットノベルにチャレンジしてみるか、となりました。
内容は、考え方・ものの見方、思想的なものになると思います。