セリフ詳細

ブッダもそうだったね。何も書いていない。

弟子がブッダの言ったことをまとめて、編集して本にした。

やっぱり対話を重んじていたんだね。


ぼくは時々思うよ、何も書かないのが、いいんじゃないか、って。

ひとりでPCに向っていると、ほんとうに自分は生きているんだろうか、って気になる。

もう書くのをやめた人は、今頃生き生き、生きているんじゃないか? とか思う。


ひとりであれこれ考えて、言葉を拾って、何かをいおうとして、ぼくは何をしているんだろう、って思う時がある。

人の中にいて、人と接していた方が、よっぽど生きているんじゃないか、って。

ぼくの接している── 目の前にあるのは、のっぺりとした無機質な機械で、生きた人でない。

作品タイトル:ペシミスティック・サロン

エピソード名:第6話 創作について (b)

作者名:かめ  soyogo0305

35|社会・思想|完結|7話|11,469文字

考え方, ものの見方, 恋愛, 創作

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「対話」のみの文を書こうとしていたのですが、だったらチャットノベルにチャレンジしてみるか、となりました。
内容は、考え方・ものの見方、思想的なものになると思います。