日録

文字数 295文字

友達なんて、僕には要らない。
同情だって、役には立たない。

自己満足の優しさも、それを繕う励ましも、頬をつねって、叩いて、僕をいじめる。

喧騒を避けて一人になって、今度は独りで虚脱感。
本を読んでも、音を聴いても、生きた心地はしないまま。
寂しいなんて言ったって、恋しいなんて言ったって、穴は大きく空いたまま。

何度何度繰り返したって、昨日に倣って帰ってきては教室の端で体育座り。
そうして渋々干渉されると、数分前より心地いい。
それも休暇が終わるまで、十分後には出ていって。

刺々しい子だけれど、明日の確証もないけれど、十年後の今頃も、何日後かの川沿いも、この気持ちと歩けますように。

晩ご飯どうしようかな。
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