強迫性

文字数 250文字

切る手首がもう無い

抜毛で夢見心地
大衆音楽に鬱憤

下らない詩で陶酔
馬鹿みたいに共鳴
一丁前に嗚咽

首にネジ打ち
舌根にドリル
涎で溺れる夢
クソほど見苦しい顔

自室でしか粋がれない腰抜けは可愛い

餓鬼に人権は無いと思う
上靴の中の画鋲とも興奮したかった
机の死骸には感心しすぎてしまった

写真に収めるくらいなら殴れ

コバエに生まれ
変わって叩殺
精も性も無い食用鶏
身体中の爛れ蕁麻疹
なるべく上手に剥がすこと

並み以上の不幸を体験したくせして
並み程度の品だって書き出せないガイジの
心も気管も閉じたまま
涙で水分補給して
独り細々と死んだ日
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