第14話 使用した麦焼酎 いいちこ 25度

文字数 612文字

 今回使用する麦焼酎には、大分の三和酒類が作る「いいちこ」を選んだ。
 三和酒造は日本における焼酎売り上げ2位で、麦焼酎ではブッチギリ1位の代表選手だ。「いいちこ」とは大分弁で「いいですよ」の意味らしい。
 キャッチフレーズは「下町のナポレオン」(フランス皇帝の方ではなく、彼にちなんで作られたブランデーの等級のこと)。
 身近でありながらもれっきとした本格焼酎であり、2016年にはイギリスで開催された国際ワイン・スピリッツ品評会で最優秀賞を受賞している、安心と信頼のブランドだ。

 高級品から紙パック製品までいろいろあるが、値段と容量の関係から一番多く見かけた200mlを選んだ。度数は12、20、25があり、当然ながら25度をチョイス。お値段は1本262円。リーズナブルでよろしい。

 焼酎は幾度か飲んだことがあるが、いずれも芋ばかりで、麦焼酎は初挑戦だ。
 蓋を開けると、日本酒にやや近い、清涼感と温かみのある香りが立ち上ってくる。当然ながら日本酒特有の吟醸香(酵母が作るエステルという物質に由来する)はないが、雰囲気が似ているところがある。
 口に含むと、やはり雰囲気が日本酒に似ている風味だ。軽いアルコールの刺激があるが、日本酒よりも10ほど度数が高いという感覚はない。大麦を原料にすると、米よりも口当たりが軽くなるのだろうか。
 実験では砂糖を推奨量より少なくしていることもあって、甘すぎず、苦すぎず、軽めの梅酒になりそうだ。
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