第５１篇　アイリスとメリーゴーランド

アイリスが咲くころに
あの紫が咲くころに
大切な何かが
音を立てて壊れた
夢のような紋様が
枯れない泉が
二藍(ふたあい)の風が
散らばって僕を食べた

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あなたと僕の境界線
回転のティアラが胸で溶けた

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☆
虹のメリーゴーランド
あなたと子供のように
くるくる遊びまわる
愛のメルヒェンが
輝いて轟き
新たな世界が僕らを巻き込む

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アイリスが咲くころに
あの紫が咲くころに
大切な何かが
音を立てて壊れた

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夢の中 天使と妖精
輪舞をしながら奏でた

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夢のメリーゴーランド
七色の山々と極彩色の噴水が
僕を子供にした
無重力のなかで
花々がよろこぶ詩を歌った

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☆