第9篇 一途

文字数 215文字



そら
まじりけのない青
まじりけのない
ときめき

精神の金箔よ
舞え!

ぼくは
きみの
地獄の底を愛そう
その苦しみと悲しみと惰性を
抱きしめる

そうして
一緒に
天国を目指そう
二人の至高を解放しよう

オデュッセイアの帰路

如く
様々な試練が
待ち構えていても……

きみとぼくなら
超えていける

風は吹いた
太陽も告げている
かの詩人が夢で出逢った
青い花は
今も咲いている……

神話は
この現実と日常の只中で
この瞬間も息づいている

さあ
行こう!
この手を離さないで
この手を離さないで
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み