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文字数 679文字

 私が公衆電話を探して。どうにかSRIに電話しようと考えて、彷徨いている時に。
アデリーは冷気を吐き出し街を凍らせていた。
可愛い顔をして、やる事はえげつない。
何故、私が公衆電話を探しているかと言うと。
携帯電話がない設定ではない。
単に止められているのだ。あまりにもゲームに興じて、お金が払えない程請求が来たのだ。
更には私の趣味のギャンブルも良くなかった。
私は所謂オケラだった。だから探したのだ。

 これも私の命運を分けた。強力なブリザードで携帯は一切繋がらなかった様だ。
車を降りて、一生懸命修理屋に会社に電話している人が。繋がらない!と叫んでいた。
 私は何とか公衆電話を見付けた。
そこには長蛇の列が出来ていた。
だから東京は嫌いだ!
私は電話を諦め、歩いてSRIに急いだ。

 嫌な女だが、ヤス子はコーヒーだけは上手く淹れてくれる。うん?あいつ、いつも俺にコーヒーを淹れてくれるな?
ひょっとしたら惚れているのか?
まさか、だから厳しく当たるのか?
まさか!私は体が芯から冷えた。
 すると遠くからギャース!!と言う叫び声!
まさか?!これは東京湾から何かが来るのか?
(作者は東京の地理に疎いです。勝手にご想像を)

 案の定、そこに現れたのはゴマフアザラシーだった。アザラシを70倍にした様なアザラッシーが港を破壊しながら、アデリーに向かっているのだ!
 これは○海の大決戦か?!
 いや東京湾決戦だ!
と思ったら。あっという間に可愛いアデリーは、アザラシに食われてしまった。
血が飛び散り、ビルを真っ赤に染めた。
まったく、子供には見せられない惨状だな。
 私は、新たな脅威と対峙してしまった。
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