愛という名の君

文字数 231文字

君の石膏のような背中に
そっと手を這わせてみる

それは柔らかで
なぜか幸せをくれた

君の細くて強い腕を
少し強くつかんでみる

それは逞しい香りがする
僕は気持ちがラクになる

君のまっすぐな首筋に
唇を這わせてみる

それは健気な首筋で
でもハリがあって一本の道のようだ(はっきりとした)

何をしても動じない君の
そのしなやかな生き方を感じる

僕は僕の肉体が滅びて魂だけになっても
きっと永遠に君を忘れない
明日も明後日も君を求めるのだ

それが愛というものの正体なのだろうか
それが君の正体なのだろうか

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