三題噺のお部屋
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文字数 582文字
CHIHIRO_F
ここは大きなヨーロッパ大陸ととある島を唯一つつなぐ道路がある場所だ。おっとすまない客だ。
「ここを通りたい。」
「用は、」
「見舞いだ。」
「100セント。」
男はズボンのポッケから硬化を一つ取り出した。
「通れ、」
ああ、すまないここでなにをしているかって、ここで、俺は道の案内人をしている。そうは見えないってか。お、今度は島の方からか。
「通してほしい。」
「口の中を見せろ。」
「……」
こいつは吸血鬼か…
「連れてけ」
これも俺の仕事。この一言で後ろで待機している警備が動いてくれる。そして、島に違反者はもどっていく。
「ま…まってくれ。俺は…娘に会いたいんだっ…おねがっ…」
まぁ、なんだ…これも、俺の仕事だ。あいつはなんなんだってか。あいつは病人。あちらの島には、吸血病と呼ばれる病気にかかった患者が住んでいる。その病気にかかってしまうと八重歯が異常に発達し、人の血を欲しては人に噛みついてしまうらしい。治療法も不明。噛まれた場所によっては死ぬ。
まるで吸血鬼。
それらの問題性から、隔離島を作ったんだとさ。感染方法は確か
痛っ…
首筋が痛ぇ…なんだ、なんなんだ。
さっきの追い出された患者が、俺の首元を噛み付いてやがる。
そうそう、感染方法は吸血病にかかった人に噛みつかれること。
「マジかよ……」
自称、案内人の男はショックで気を失った。
Koyuking
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