その8 「『誰がどうした』だけならサイコロにも決められる」とか言いだした
文字数 1,852文字
こういうことをちゃんと書いてくれた小説ハウツー本が、あったらよかったのになぁと思います。
ありますか?
ヒツジは見たことないです。
たいてい、ストーリーラインの話ばっかり。
「主人公と、敵対者と、協力者が必要だ」とか、
「主人公には目的が必要だ」とか、
「クライマックスは3回作れ」とか、
そんな話ばっかり。
ありますか?
ヒツジは見たことないです。
たいてい、ストーリーラインの話ばっかり。
「主人公と、敵対者と、協力者が必要だ」とか、
「主人公には目的が必要だ」とか、
「クライマックスは3回作れ」とか、
そんな話ばっかり。
ぶっちゃけ、アイデアだけなら、
「誰がどうした」だけなら、
サイコロに決めてもらったっていいんですよ。
作家が考える必要ないんですよ。
友だちや、なんなら知らない人から、アイデアもらったっていいんですよ。
(パクりはなしでね!)
プロの作家先生でも編集者さんにアイデアもらったり、ファンからアイデア募集したりなさってますよね。
そのアイデアを形にするのが、作家の仕事でしょう。
「誰がどうした」だけなら、
サイコロに決めてもらったっていいんですよ。
作家が考える必要ないんですよ。
友だちや、なんなら知らない人から、アイデアもらったっていいんですよ。
(パクりはなしでね!)
プロの作家先生でも編集者さんにアイデアもらったり、ファンからアイデア募集したりなさってますよね。
そのアイデアを形にするのが、作家の仕事でしょう。
「猫がしゃべる」
ってアイデアで小説を書いた人は、この百年間の日本にたーっくさんいます。
漱石先生が例のアレを発表した直後なんて、ちょっとしたワガ猫ブームになったそうですよ。
「吾輩も猫である」「彼も猫である」「吾輩は犬である」
的なやつがぞろぞろ出たそうですよ。
でも、『吾輩は猫である』を超えたものは、一作もありません。←ヒツジ調べ
アイデアだけじゃ勝負にならないんです。
ってアイデアで小説を書いた人は、この百年間の日本にたーっくさんいます。
漱石先生が例のアレを発表した直後なんて、ちょっとしたワガ猫ブームになったそうですよ。
「吾輩も猫である」「彼も猫である」「吾輩は犬である」
的なやつがぞろぞろ出たそうですよ。
でも、『吾輩は猫である』を超えたものは、一作もありません。←ヒツジ調べ
アイデアだけじゃ勝負にならないんです。
同じ題材でも、
どう切り取るか、どう肉付けするか、
どんな目線で追っていくのかによって、
ぜんぜん違う物語になっちゃうじゃないですか。
「白組が勝った」話として語るか、
どう切り取るか、どう肉付けするか、
どんな目線で追っていくのかによって、
ぜんぜん違う物語になっちゃうじゃないですか。
「白組が勝った」話として語るか、
「紅組が負けた」話として語るか。
「源氏が勝った」話として語るか、
「平家が負けた」話として語るか。
紅組平家が負けた話として語るにしても、
「平家かわいそう(T_T)」として語るか、
「ざまぁww」として語るか、
ハリウッド流なんちゃらにのっとってですね、
1回、2回、3回と盛りあがるにしてもですね、
鵯越[ひよどりごえ]、屋島、壇ノ浦と盛りあがるにしてもね、
平家視点か源氏視点かで、ぜんっぜん違う話になりますよね?
1回、2回、3回と盛りあがるにしてもですね、
鵯越[ひよどりごえ]、屋島、壇ノ浦と盛りあがるにしてもね、
平家視点か源氏視点かで、ぜんっぜん違う話になりますよね?
ヒツジみたいに関東育ちだと、子どものときから遠足で鎌倉に連れていかれたりします。
だからヒツジは鎌倉が好きで、頼朝も好きなんです。頼朝も義経もどっちも好き。
これがたぶん、東北のかたがただと、
もう問答無用で義経の圧勝だと思います!(そう聞いてます)
西のほうだと、今度は皆さん平家ファンなんですよね!
壇ノ浦の近辺では義経、とうぜん
鬼畜
あつかいだと聞いてます。
「でもそのあと頼朝に殺されちゃうからやっぱりかわいそうかな」
「いや自業自得っしょ」
この二択くらいで!
壇ノ浦の近辺では義経、とうぜん
鬼畜
あつかいだと聞いてます。
「でもそのあと頼朝に殺されちゃうからやっぱりかわいそうかな」
「いや自業自得っしょ」
この二択くらいで!
あ、あくまでレジェンドの義経が好きです。
某NHK大河ドラマ※の彼は……けっきょくわりとふつうに鬼畜でしたね。(ため息)
※たぶん『鎌倉殿の13人』(三谷幸喜作)のこと
某NHK大河ドラマ※の彼は……けっきょくわりとふつうに鬼畜でしたね。(ため息)
※たぶん『鎌倉殿の13人』(三谷幸喜作)のこと
誰かを悪者にするのは、簡単です。
勝った負けたの話にするのは、簡単です。
でも、ヒツジはバカだから、惚れっぽいから、
義経も頼朝も知盛もみんな好きなんです。
誰か一人を悪者にして、責め倒して、終わりにしたくないんです。
勝った負けたの話にするのは、簡単です。
でも、ヒツジはバカだから、惚れっぽいから、
義経も頼朝も知盛もみんな好きなんです。
誰か一人を悪者にして、責め倒して、終わりにしたくないんです。
自分一人が悪者にされたことのない人には……
わからないかもしれません。
それが、どんな地獄か。
でも、そういう実体験がなくても、
私たちには、想像力というものがありますよね?
それを信じて、ヒツジはこの文章を書いてます。
ぜんぶ清盛が悪い。
ぜんぶ後白河法皇が悪い。
そんな簡単な話じゃ、ないんじゃないかな、と思いませんか。
わからないかもしれません。
それが、どんな地獄か。
でも、そういう実体験がなくても、
私たちには、想像力というものがありますよね?
それを信じて、ヒツジはこの文章を書いてます。
ぜんぶ清盛が悪い。
ぜんぶ後白河法皇が悪い。
そんな簡単な話じゃ、ないんじゃないかな、と思いませんか。