セリフ詳細

いま、ぼくが問題にしているのは、マインド、そもそもの根っこにある思想だよ。

欧米の場合、簡単にいうと、主権を握っているのは国家ではなく自分たち市民だ、というマインドがある。

だから主権者である市民による選択こそ、もっとも尊重されるべき選択なんだよ。

素人だから間違える。専門家の方が正しい。とか、そういう問題ではなく、そもそも最終的な権限は誰にあるのか、そりゃ市民だろうっ、ってのが欧米さ。

「正しい/間違い」とか、それ以前の問題としてね、決めるのは市民! なんだよ

作品タイトル:「市民社会」と「公共性」あるいは「国家」とは何か?

エピソード名:5 「市民」とは誰のことか?

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

51|社会・思想|連載中|25話|58,896文字

市民社会, 公共性, 社会哲学, 哲学, 思想, 社会学, 政治, 民主主義, 国家

133,980 views

「市民社会」と「公共性」、及び「国家」について学説を整理しながら考えていきます。