セリフ詳細

あ、わかりますよ。

ぼくいま、行政の世界で仕事してるんでね。

なんていいますか、市民参加なんて所詮はタテマエですから。

ぼくらも、市民委員とか募集したりしてね、会議とか開いて広く市民の意見を聴取~なんてやってますがね、あれ、ポーズだけですから。

市民の意見をちゃんと聞いてますよ~みたいな。

あるいは、ホントは行政サイドで、自分たちだけで意思決定してるんだけど、「これは市民の要望・意見に基づいて決めたものだ~」的なものにしちゃってね、正当化のツールに使うとか

作品タイトル:「市民社会」と「公共性」あるいは「国家」とは何か?

エピソード名:5 「市民」とは誰のことか?

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

51|社会・思想|連載中|25話|58,896文字

市民社会, 公共性, 社会哲学, 哲学, 思想, 社会学, 政治, 民主主義, 国家

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「市民社会」と「公共性」、及び「国家」について学説を整理しながら考えていきます。