セリフ詳細

「不愉快な経験ですら、彼にはそれなりに役に立つ。(中略)たとえば、地震のとき、こう自分に言い聞かせる。「じゃあ、あれが地震というものなのか。」そして、この新しい項目のおかげで、世界についての知識が増えたことに喜びを覚える」
「こういう人びとは運命に左右されることがない、と言えば嘘になろう。もしも健康でなくなれば、おそらくは、同時に熱意も失われるだろう(中略)熱意を打ち砕く不健康もあれば、打ち砕かない不健康もある」

・ラッセルさんがちょっと面白いのは、「なんだかんだ言っても健康を損なうと、結構、幸福は損なわれるよね」という視点を保っていることで、極端な精神論に堕することを避けている。

作品タイトル:『ラッセル幸福論』を読む

エピソード名:11章「熱意」

作者名:架神恭介  cagami

45|社会・思想|完結|8話|16,492文字

ラッセル, 幸福論, 資料

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著述の準備段階として『ラッセル幸福論』を読む必要が生じたので、読んだ端からメモ代わりに残していきます。

この本を読む目的はラッセルが幸福をどのように定義・分類していたかを確認することです。この本の読了後、トークメーカー上にて幸福とゲームをテーマとした原稿(某社にて今冬出版予定)を執筆します。

どのように勉強して、どのように実用書を執筆するかの具体例として眺めてくれても良いし、私のメモに対して所感を自由に書き込んでくれたりしても構わない。

※間違えて通常作品で作ってたのでコラボ作品として作り直します。