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そろそろ終わりなんで最後に。

兼業で、まったくの異業種にまで色々と手を広げているぼくが、10年も小説家としても生き残っていられるのは、明確な武器をもっていたがためだったと思います。きっと自分の武器はぼくにしか書けないもので、世界唯一のものだろうという自負もあります。もちろんその武器が売れる売れないには直結していないにしても、特異なものでもあるので、業界内での認知を得、こうして小説も書き続けていられるわけです。尖った武器があったればこそで、それ以外の何ものでもありませんでした。


だから、宝くじを一発当てにいくという話じゃなくて、長く地道にコツコツと自分の道を進みたい人は、運命を共にできる武器があるといいと思います。その意味からいえば、この聖書ラノベという特異性は、今後十分にあなたの作家としての武器になってくれるであろうと思います。


架神さんも作家・漫画原作者として宗教という武器を持っていますよね。宗教は手堅い武器であることは、当の架神さんも語っておられる通り。しかも宗教を武器にすることって、そこまでハードルが高くない美味しい狙い目かもしれませんよ(いや本当に)。

そして今回、キリスト新聞社さんが知識・権威を補強してくれ、微細な政治的な問題まで振り払えている状態にあります。自分なら飛びつきます。


普通に作家デビューするよりも、長く戦線を維持できる武器を持ってデビューしましょう。

派手さはいらないんです。ぼくも架神さんも、まったくちっとも派手なデビューじゃありませんでしたよ。デビュー時は本当に何にもなかった。ただ本が出ていただけ。しかもその本がやたら高いし(1500円とか!)、部数少なすぎだし、完全に無名だし、実際のところ物凄い数の作家がそのレーベルからデビューしたはずですが死屍累々でした。その点で、他の華々しい作家デビューの方々とは違っています。それでも、ぼくらがこうして生き残ってきたのは武器を持つことの強みの証明ではないかと思います。


実際デビューしたところで華々しい生活が待っているわけでもなし、別に何も変わらないんだから、今後末永く人生を共にする武器を、ここで獲得してみませんか。

作品タイトル:第1回キリ新座談会「聖書ラノベ新人賞は人類史の新たな幕開け?」

エピソード名:オンライン座談会 会場 Part4

作者名:松谷信司  macchan1109

69|創作論・評論|完結|4話|35,429文字

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「聖書 × トークメーカー ライトノベル新人賞」へのご参加ありがとうございます! 世界初のキリスト教ライトノベルの誕生に、一人でも多くの創作者が参加してもらえるよう最善を尽くしていきます。

世界のキリスト教人口約22億人、今や全人類の3分の1を占める最大の宗教であるキリスト教は、有史以来、歴史の趨勢に極めて大きな影響を及ぼしてきました。私たちは、この豊饒な文化を信者だけに独占させるのはもったいない!と考えています。

ご存じのとおり、聖書普及の影には、15世紀、グーテンベルクによる活版印刷術の発明がありました。では、この21世紀に、さらなる聖書の普及を目指すには何が必要でしょうか? そう、ラノベです。活版印刷術が宗教改革をもたらしたように、この「聖書ラノベ新人賞」が人類の新たなる歴史の1ページとなるでしょう。

今回、「聖書ラノベ新人賞」を立ち上げたキリスト新聞社が選評委員の2人をお招きし、同賞の意義と目指すところを皆さんと共に語り合う場を用意しました。

■開催期間
9月13日(水)22時~9月17日(日)22時
(※ユーザーさんは13日23時以降より質問可)

■パネリスト
松谷信司(編集者・キリスト新聞社)
架神恭介(小説家・マンガ原作者)
至道流星 (小説家・経営者)


■主なテーマ
★ゆるすぎるキリスト新聞社?
★キリスト教界の現状はこんな感じ!
★聖書と中二って相性良すぎじゃね?
★聖書は絶対ラノベ説~なぜ今、ラノベレーベルなのか?
★斜陽のラノベ界を、聖書ラノベが復活させる?
★ライトノベルだからこそ世界で勝負できる?
★ここだけの秘密! 聖書ラノベ新人賞の攻略法!
★結論、俺たちは新たな翻訳聖書を創造する(真顔)