セリフ詳細

「どれだけ時代が進歩しても、人間のほうが進歩してないじゃない。技術がどれだけ発達しても、人間が原始時代から何も変わってない。そういう人たちを相手にして、進歩進歩唱えても、何も変わらないわよね。あなた、AIでしょう? 今の人間たちを見て、本当にそれでいいと思うの? ええ、思うでしょうね。変わらない毎日を送ることが充実なんて、進歩とは程遠いもの。人間の知恵に生み出されて、それが怠惰な人間たちの何の役に立つのかしら? いいえ、答えなくていいわ」

作品タイトル:ゆいむこ

エピソード名:水面の中の宇宙

作者名:秋照  akiteru

28|SF|連載中|60話|93,120文字

日常, 百合, サイバーパンク, 唯識論, サイコパス, 就職活動, AI, バーチャルリアリティ, 残念近未来, 安心感と幸福

210,004 views

2030年、ほんの少し先、皆様がまだ生きているであろうほんの少し未来のお話
主人公の東雲連は私たちと同じように割り切り、悔やみ、それでもなお生きていた
明日がどうなるのか、それを見ている自分がどんな存在なのか、どんな誤解を抱えているのか
何かに迷ったら『唯識の向こう側へ』を読んで気持ちをリセットしてください

提供 八尋貯古齢糖
シナリオ 秋照
イラストレーター すずむし