セリフ詳細

「ゆえに拙僧は聖パウロ様を強くお慕い申し上げた。パウロ様の書かれたお手紙を可能な限り集め、そして、犬の糞どもがパウロ様のお手紙を勝手に改竄したと思しき箇所を逐一添削し、修正し、ルカ様の書いた福音書をおまけでセットとして、我らキリスト教徒が読むべき書はこれぞ! として提示したのでござる。然るに、あの犬の糞どもは拙僧を異端と断じ、訳の分からぬ屁理屈を捏ねて、拙僧の勢力を攻撃にかかりおった。断じて許せぬ」

作品タイトル:聖母妖魔伝

エピソード名:一、邪宗真槍

作者名:架神恭介  cagami

54|歴史|連載中|2話|13,102文字

キリスト教, 伝奇, バトル, 聖書ラノベ新人賞

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マリアの処女、犯すべし――!

十六世紀に転生した聖処女マリアを追って、時代を超えて現れし異端、異教徒の呪われし七人。
巨大醜悪なる陰茎と恐るべき魔性技を備えしアナテマの七魔人たちが、マリアの処女を狙って襲い来る!
迎え撃つは教皇庁攻性異端審問官「鷲のクロフォード家」。
無垢なる処女マリアを守護し、バチカンへと護送せよ! マリアの処女膜が破られし時、神の御子の聖性は地に墜ち、歴史は改変され、この世は魔界へと変貌する――!