セリフ詳細

西洋哲学は、この世界が在るってことはどんなことなのだろう、世界はどのようにして在るのだろう、あるいは、そもそも在るってことはどんなことなのだろう、とかいう存在を問う存在論としてスタートした。

のち、認識論へ深化する。認識論をわかりやすくたとえるなら、たとえば、メガネをして世界を眺めている場合、世界そのものを見ようとしてもメガネをはめてるわけだから、このメガネは透明だろうか、色が入ってるんだろうか、とか、メガネそのものを吟味することなしには世界について語れない。つまり、認識論はね、人間の認識の在り方そのものを問うんだね

作品タイトル:[世界宗教探求]インド篇、あるいは解脱のススメ?

エピソード名:16 解脱のススメ?(1)

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

61|社会・思想|完結|22話|40,456文字

哲学, 思想, 宗教, 仏教, インド, シャンカラ, インド哲学, 脳科学

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インドの哲学・宗教思想について、現代哲学や心理学・脳科学からのアプローチもからめて、超訳していきます。