セリフ詳細

あれですよね、客観的底辺てなんだよ、って定型文ここで投げてきたら「今までのこのコラボノベルで交わされた文章を読んでないか読解力ねーだろ。お互いに底辺の定義について語ったことから類推しとけよ、うぜぇ」というのと、底辺は大辞林だと「社会の下層階級のたとえ。また,一つの分野で,頂点に立つ人を支える大勢の人々」と、マイナスイメージ(二つ目のも雑兵っぽさあるし)の単語であろうことは予測される。それを踏まえたうえで秋照さんと僕の底辺の定義がそのマイナスイメージと違っていて、でも、それは「価値転倒」をしているとも受け止められるじゃんか、辞書からしたら、ね。先日の議論で言うなら、「あんたの言う客観的なんて」と言った場合、それは辞書的意味合いとは違う考えを持っての発言と予期することができる。「~なんて」という言葉がそこに誘引していることからあきらか。そうじゃなかった場合は、ちょっと文法を頭に入れてくれ、と。で、先日焦点になりそうだったのは、つまり辞書的な意味と遊離した場合、コンテクストがないと辞書的なマイナスなイメージの言葉だと見做される、ということで、その見做しを仮に客観と呼ぶことは出来ると思う。要するに、マイナスイメージの言葉は、発した時点でマイナスイメージがつきまとう。そのつきまとうイメージを転倒させるのもまた常套手段であり、それで作品などを強く印象づけることは出来る。が、この話はもともと、辞書的なイメージと違うんだぜ、というのが出発点であり、その出発点には辞書的イメージが人口に膾炙されていて、そこから用法が違う、ってなったんだから、世間的な、客観的底辺という概念が存在する可能性はある。が、定型文のひとの主観がぶっ壊れていて、常識がないなら、そいつの主観のなかには客観的底辺は存在しないのだろう。南無……。

作品タイトル:ノベルデイザーの日常

エピソード名:2020年12月板

作者名:秋照  akiteru

30|その他|連載中|11話|41,153文字

日常

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