セリフ詳細

記憶障害には複数種類がありまして。

ざっくり分ければ、外的要因によるものと内的要因によるもの。新しく覚えることができないタイプのものと、過去を思い出せないタイプのもの。全て忘れるタイプのものと、一部は思い出せるタイプのもの。

アナタのそれは、恐らく内的要因によるもので、過去を思い出せないタイプのもの、そして全て忘れるタイプのもの。

ワタクシは医者ではないので確実な診断を下すことはできませんが……まあ、十中八九言い当てることはできましょう。恐らく、「全生活史健忘」というものです。耐え切れない程の極度のストレスからこころを守るために発するものです。

作品タイトル:Predestination-Living Deads' Life 0-1-

エピソード名:here -4-

作者名:波多野琴子  ktkhtn97125

126|ファンタジー|連載中|15話|29,564文字

聖書ラノベ新人賞, 日常, ファンタジー, コメディ, シリアス, 聖書, 妖怪, 怪物, ライトノベル, キリスト教, 旧約聖書, 吸血鬼

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〈それ〉は視た。故郷に降りかかる十の災厄、吹き荒れる風、そして、――




ミイラ男のアルフレッド(通称:フレディ)は、怪物保護支援施設《ヴァンパイアの館》で暮らしている。スタッフである吸血鬼のアルカード卿を初めとする七人の同居人たちと、なんやかんやとてんやわんやで楽しい日々を送っていた。
が、あるとき彼は気付く。

「……覚えて、ない」

そう、彼には生前の記憶がなかったのだ。


どうして彼は全てを忘れたのか。どうして彼は死してなお生き、この世に身をとどめ続けているのか。どうして生き続けるのか。彼の切なる問いに答え得る、唯一のものとは――


とある「生ける屍」の記憶を巡る、時を超えた物語。