Predestination-Living Deads' Life 0-1-
〈それ〉は視た。故郷に降りかかる十の災厄、吹き荒れる風、そして、――
ミイラ男のアルフレッド(通称:フレディ)は、怪物保護支援施設《ヴァンパイアの館》で暮らしている。スタッフである吸血鬼のアルカード卿を初めとする七人の同居人たちと、なんやかんやとてんやわんやで楽しい日々を送っていた。
が、あるとき彼は気付く。
「……覚えて、ない」
そう、彼には生前の記憶がなかったのだ。
どうして彼は全てを忘れたのか。どうして彼は死してなお生き、この世に身をとどめ続けているのか。どうして生き続けるのか。彼の切なる問いに答え得る、唯一のものとは――
とある「生ける屍」の記憶を巡る、時を超えた物語。
目次
連載中 全15話
2018年03月04日 02:12 更新
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Ⅰ
- somewhere -1-2017年09月03日
- here -1-2017年12月10日
- there -1-2017年12月10日
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Ⅱ
- somewhere -2-2017年12月11日
- here -2-2017年12月11日
- there -2-2017年12月14日
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Ⅲ
- somewhere -3-2017年12月13日
- here -3-2017年12月17日
- there-3-2018年01月04日
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Ⅳ
- somewhere -4-2018年01月06日
- here -4-2018年01月06日
- there -4-2018年01月23日
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Ⅴ
- somewhere -5-2018年03月02日
- here -5-2018年03月03日
- there -5-2018年03月04日
登場人物
名前:アルカード
通称:アルさん
一人称:ワタクシ
性別:男
種族:吸血鬼
概要:白い髪、白い肌、紅い瞳が特徴的な、ルーマニア出身の吸血鬼。いわゆる「ドラキュラ公」の息子…だけど、そのことは秘密(らしい)。
紆余曲折あって、現在は日本の都心からちょっと離れた微妙な片田舎で、怪物支援施設【ヴァンパイアの館】を運営している。
怪物福祉協会認定の“ウラ社会”福祉士。【ヴァンパイアの館】の管理責任者、常勤カウンセラー、指導員。
性格はおおらか、朗らか、THE・善人。
吸血鬼だが血は苦手。長年血を飲んでいないためか、日光にあたっても無問題。血の代わりにしばしば薔薇を摂取( )する。ラーメンの上にも薔薇の花びらを散らすので、【館】の住人たちにはドン引きされている。比較的真人間(人間じゃない)だけどたまに変な人(人じゃない)。
好きなブランドはATELIER B○Z。いつも貴族みたいな恰好をしている。実際貴族なのだが。
作成者:波多野琴子
名前:アルフレッド・スミス
通称:フレディ
一人称:俺
性別:男
種族:ミイラ
概要:【ヴァンパイアの館】の住人の一人。現在の住人の中では最もアルカードとの付き合いが長い。ロンドンの博物館から逃亡していたところを保護された。
他の住人と違い、何らかの問題や生きづらさ(既に死んでるけど)を抱えているわけではない。利用者というよりはむしろ居候ひとりのスタッフのような存在。
クールでありたいけどクールに徹しきれないツッコミ役。みんなの兄貴分。
ロックとマンガとサブカルチャーを愛し、常に流行を追っている。わりと私服はパンク系。……と、あたらしいもの好きっぽいけど、実際はものすごく大昔の人らしい。まあミイラといえばアレですよね、古代エジプトとか。残念ながら、本人は生前のことを全く覚えていない。覚えていないことを残念がってすらいない。
作成者:波多野琴子
名前:紅葉(もみじ)
通称:紅葉・紅葉ちゃん
一人称:おいら
性別:?
種族:鬼
概要:【ヴァンパイアの館】の住人の一人。
開国直後、とある見世物小屋でこき使われていたところをアルカードに保護された。
故郷を追われたり人々に嫌われたりこき使われたりと散々な目に遭ってきたため、PTSD様の症状に悩まされている。【ヴァンパイアの館】の住人たちとの共同生活を通して療養中。
暗闇や夜が大の苦手だが、それ以外の明るい空間・時間帯にはわりとヘラヘラと楽しそうにしている。
のんびり屋でマイペース、【館】のムードメーカー的存在。
絵を描いたり観たりすることが好き。最近ユ○キャンで水墨画のテキストを取り寄せたとか。ただしおっちょこちょい(というかアホのこ)なので高確率で墨や画材をぶちまける。
作成者:波多野琴子
名前:ロカ
通称:ロカ、ロカちゃん、ロカっち など
一人称:私
性別:女
種族:魔女(?)
概要:【ヴァンパイアの館】の住人の一人。
金髪・緑眼が特徴的な美しい女性。長年ヨーロッパの各地を転々とし独り暮らしをしていたようだが、限界を感じたらしく協会に助けを要請し、【館】を紹介されて入居してきた。
過去のことを頑なに語ろうとしないが、アルカードには「一種の多重人格障害のようなもの」とだけ伝えたことがある。とにかく詳細は謎。
そもそも魔女なのかどうかも謎で、魔術というよりはむしろ錬金術のようなものに傾倒しており、よく何かの実験をしては部屋を爆発させ、アルカードを悩ませている。
基本的には元気なポジティブお姉さん。【館】の盛り上げ役。そしてボケ役。
アルフレッド曰く「ロカちゃんとアルさんが並んで喋ってるとツッコミが追い付かない」とのこと。
作成者:波多野琴子
名前:関建(Guang1 Jian4、グァン・ジェン)
通称:ジェン
一人称:オレ
性別:男
種族:僵屍(キョンシー)
概要:【ヴァンパイアの館】の住人の一人。
いかにも中国人っぽい恰好をしている。実際中国人。清代の人で、蘇州出身。
【館】が中国にあった頃、湖南省は武陵の奥地にて発見・保護された。
過去のことをあまり話したがらないので、彼の過去については保護の現場に立ち会ったアルカードとアルフレッドしか知らない。
かなり重い過去を背負っているのだが、普段はそれを感じさせないほどに(或いは感じさせないように)ハイテンションに振る舞っている。
性格は繊細、それでいながら楽天家。
「いろいろあるけど、まあどうにかなるヨ」といったスタンスで生きている(※死んでる)。
「~だヨ」とやけにカタコトで話す癖があるが、実は真面目に話そうと思えば流暢な日本語を話すこともできる。「でもさ、ホラ、なんとかだネ~って話したほうが、いかにもちゃいにーず!って感じするでしょ?」とは本人の談。
作成者:波多野琴子
名前:ルドルフ
通称:ルドルフ、ルド、ルディ
一人称:おれ
性別:男
種族:オオカミ人間
概要:【ヴァンパイアの館】の住人の一人。
住人の中で二番目に若い(生きた年数で言うなら一番若い)。
家出少年、ならぬ家出オオカミ少年。
アメリカで両親と一緒に暮らしていたが、いろいろと思うところがあったらしく家出し、各地をさすらった挙句【ヴァンパイアの館】に辿り着いた。
基本的に人間の顔に狼の耳・しっぽを出した状態で生活しているが、必要に応じて狼になることも人間になることもできる。中間ぐらいの格好でいるのは「こうしているのがいちばん疲れなくて良いから」とのこと。
基本的に無口・無表情だが感情の起伏は激しい。
口では喋らないけどTwitt○rなどのSNSではめちゃくちゃ騒ぐタイプ。
いかにもな現代っ子で、常時スマホを手放さない。いろいろなソシャゲに手を出しまくっている関係で、ハロウィンやらクリスマスやらのイベントが重なりまくる時期はそれなりに大変そう。よくジェンと一緒にスマ○ラをやっている。
作成者:波多野琴子
名前:みずは
通称:みずは、みーちゃん
一人称:みずは
性別:女
種族:川の精?
概要:【ヴァンパイアの館】の一人。住人の中では、今のところいちばんの新参者。といっても、既に【館】で暮らし始めて五十年近くになる。
種族が何だかいまいち判然としないふしぎな子。本人もよく分かっていないようだが、どうやら「川の概念が身体を得たもの」らしい。高度経済成長期に進められたダム開発によって涸れ川となった川に一人佇んでいたところを保護された。
紅葉がさすらいの旅をしていた頃に会ったことがあるとのことで、軽く千年ぐらいは生きているようだが、なぜかいつまでも四歳ぐらいの幼女のままである。
冬でもいつも浴衣姿。本人曰く「川っぽくていいでしょ」とのこと。
最近はセカンドブームが到来したムシ○ングにハマっているらしく、【館】でもかぶとむしを飼っている(ちなみにそのかぶとむしの名前は『イワレビコ』。ネーミングセンスが無い古い)。
天真爛漫、マイペース、自由人(人じゃない)。
作成者:波多野琴子
名前:ハトシェプスト・クヌムトアメン
性別:女
概要:古代エジプト第18王朝第3代ファラオ・トトメス一世の娘。後第4代ファラオ・トトメス二世の王妃。さらには自ら第5代ファラオとして君臨する(即位名はマアトカラー)。
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小説情報
Predestination-Living Deads' Life 0-1-
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 15話
- 種類
- チャットノベル
- ジャンル
- ファンタジー
- タグ
- 聖書ラノベ新人賞, 日常, ファンタジー, コメディ, シリアス, 聖書, 妖怪, 怪物, ライトノベル, キリスト教, 旧約聖書, 吸血鬼
- 総文字数
- 29,564文字
- 公開日
- 2017年09月03日 21:37
- 最終更新日
- 2018年03月04日 02:12
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