セリフ詳細

【ロックは、『統治二論』、とくにその前篇において、人間が「自由には生まれついていない」ことを強調するフィルマーの家父長権論版王権神授説を次のように批判した。すなわち、フィルマーの主張によれば、人間は、ただ「絶対的な君主権」に受動的に服従することしかできない無力な「奴隷」に還元されてしまうというのがその批判の要点であった】[加藤:P85]

作品タイトル:「市民社会」と「公共性」あるいは「国家」とは何か?

エピソード名:13 ロック『統治二論』(1)

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

51|社会・思想|連載中|25話|58,896文字

市民社会, 公共性, 社会哲学, 哲学, 思想, 社会学, 政治, 民主主義, 国家

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「市民社会」と「公共性」、及び「国家」について学説を整理しながら考えていきます。