セリフ詳細

ぼくはヴィゴ。ママはいっつも、ぼくのこと、可愛い可愛いって言うんだ。うん、ぼく、可愛いし。みんな、そう言うから、たぶん、ほんとに可愛いんだと思うんだ。ぼく、人間の言葉は大体、わかるよ。でも、人間はぼくの言葉がわからないから、時々、ちょっと不便。それに、ママの言うことは時々、難しくて、よくわかんない時もあるし。だってさ、ママは猫の神さまだから。ま、ぼくがママの考えてること、全部わかんなくても仕方ないよね?

作品タイトル:ぼくのママは猫の神さま♪

エピソード名:ここがぼくのお家だよ

作者名:ひかわ玲子  eferajiliora2017

68|ファンタジー|連載中|8話|22,154文字

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ぼくの名前はヴィゴ♪ ママは神さまなんだよ! だってぼくがお腹が空くと、すぐに、ご飯を出してくれるし、暑くなると涼しくしてくれて、寒くなるとお部屋をぬくぬくにしてくれるんだ。ね、神さまでしょ?
ぼくは、オーリィと一緒に暮らしている。オーリィはぼくのこと、大好きなんだよ。だから、ほんとはお外の世界で暮らしていたのに、ぼくが好きだからここに来たんだってそう言うよ。オーリィはぼくと違って、お外の世界のことを知っているから、物知りなんだけれど、ぼくのほうがすごいって言う。オーリィは神さまのママのことがちょっと怖いから、ぼくみたいにママに近寄れないって言うんだ。でも、ママはオーリィにもすんごく優しいよ。だって、ママは猫の神さまだからね──。