セリフ詳細
筑豊炭田を中心に映画を撮っている熊谷博子監督が来て、サインパンフレット(手ぬぐい付き)を置いていってくれて。このパンフレットの映画、観に行ったよ。サラリーマンの方々、みんな劇場で泣いてたよ。単館系の映画だったけど、観ていてしんみりしちゃったなぁ。実はそのちょっと前に、弥勒沢ってところで個人博物館やってたいわき市の有名おじいちゃんが亡くなっちゃってね。で、そのひともその映画に出演してたんだよ。お歳暮を何回かそのおじいちゃんのところに持っていったけど、年々具合がわるくなっていっていてね。でも、映画『作兵衛さんと日本を掘る』では、働いていた人間しかわからない炭鉱内の炭層をコールピックで掘ってたときの再現をやっててね。名物おじいちゃんだから、サラリーマンたちもスーツ着て劇場に来たけど、その姿を観て、みんな号泣!!