セリフ詳細

 ジン災の被害規模は、原因となる人間がどれだけ追い詰められていたかを示す尺度だ。

 つまりこれだけの被害が出ているということは、彼がそれだけ追い詰められていたという事実を示しているに過ぎません。

 ……確かに、多くの方が被害に遭っている現状を看過することはできませんが。

 それを止めるために尽力している方がいる。それはそこで終わっている話です。

 今我々が議論すべき事柄は、彼が自分の世界を全て擲ってまでこの世にない何かに縋らざるを得なかった、そんな状況を再び作らないための環境作りなどの解決策についてでしょう。違いますか。

作品タイトル:サーニャちゃんは感情家

エピソード名:5:現場に移動中という名目の説明回(になってそうでなってないもの)

作者名:どらぽんず  dorapons

7|ファンタジー|完結|11話|11,801文字

【骨太小説】

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「ああもう、ほんっとにイライラするわ!」

サーニャちゃんは感情家で、いつも不平不満を口にしています。
だけど、それは別に特定の誰かが悪いというわけではなくて。
ただ単に、考えていることが殆ど口に出てしまう悪癖があるというだけです。

これは口が悪いけど、ただそれだけのサーニャちゃんと周囲のお話です。

※1-3話とそれ以降で話の感じが違います。
※4話以降は思いついた設定を元に書き殴っている内容になります。
 読みきりっぽく見えてればいいなと思います。