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➌究極の二元論へ



思想家は究極(きゅうきょく)を求めたがる、それは思想も同じこと、

ある人は社会主義の思想が最高と位置づけるだろう、

またある人は個人主義の思想が良いと云うのだろう、

そして多くの主義・思想・宗教が世界に溢れている。


これらを比較することで最高・最良が決まるのだが、

現状をみると「自分のが最高」といきり立つだけで、

冷静に語り合うところまでには至っていないようで、

人間は協力し合うところまでは成熟していないのか。



海の水にしても地震や風を受けて波風を立てて騒ぎ、

草木さえ自然に紛動(ふんどう)されて枝葉を鳴らすことになり、

野獣は獲物を見つけると興奮して追いかけているが、

それに比べると人間もまだまだ大差ないのだろうな。


坂を登りきって元の所へ下りて戻ってくる人は多く、

ジェットコースターが流行(はや)る根拠を観ているようで、

その程度の遊びなら小鳥でも(たの)しむ者がいるようで、

次の峰へ向ったノーベル賞の学者が(たま)に話題に上る。



結局多くの人はやって()た元の世界を目差すようで、

未だ知らない未知の世界への道に(そむ)いているのかな、

例えば野獣は食って寝て仔を生み育てて満足するが、

人は古い価値観で満足しない仕様(しよう)に生れついている。


そうするとどうなるか?野獣の世界は(いじ)めの世界で、

強いモノが全てを独占する思想は野獣由来のようで、

元の世界に戻っても(いさか)いが止むことはない道理にて、

悲鳴が聞こえない日はなく、ついに滅びる定めかな。



我関せずで居たくても、科学の発展は火傷で済まず、

世界が燃えてしまえば、人は滅多に住めなくなって、

何もしてない自分がどうして酷い目に遭うんだ‥と、

怒りたくても、手遅れで、なんとも気の毒ではある。


それで真虫なりに考えているところ‥究極の二元論!

次の追記でアップできると良いのですが‥



#腐貴  #配剤・采配  #共生浪漫 #公共電波 #NHK

作品タイトル:ちょっと待って| 架空

エピソード名:7.耳を澄ませば

作者名:阿龍門 稜  fudoki

2|社会・思想|完結|38話|77,523文字

正論・正義, 罪~罰, シリアス, 哲学~証言, 仏法~カリスマ, 社会常識, ノンフィクション, 現代群像劇, ファンタジー, 目覚め

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多くの方に援(たす)けられて今の阿龍門 稜がある。それが身近なお人だと日常的にお礼を言えるが不特定多数だとお礼を言わないままになっているケースが殆んど。それでどうしたら良いか...そんなことを思いながら是の場に至った次第です。

教えてくださるお人の心は分らなくても、好いことを教わったと思うことはじつに多い私。逆に「それは違うのじゃない?」と思うこともしばしばですが、よくよく考えると指摘は当っていると思うことも多く、慌てて結論を出さなくて良かったと思ったり。

やっぱりもっと勉強しなければ! この場は私小説・未来形の舞台!不幸な決着では詰りませんし、「未来のことは分らない」と無頓着に済ませてもいられません。それで私は主人公が満足できる未来へ帰着する物語を企画しております。不可能でしょうか?

他人の未来は...あなたにも分らないでしょう! 分るのは自分自身の未来のみ! ご存知でしょうけど、不幸の未来に今すぐ帰着できるなら、それと同じ理屈で幸福の未来へも直ちに帰着できていい筈ですね。ハラハラする場面も愉しみたいなあ!

この小説のネタには私自身の勘ちがいの経験とか、痛い目をみた記憶とか、アレヤコレヤを使えそうです。なによりコレまでお世話になった方々へのお礼の場に使えるから好いかな...そんな計算を当然ながら私なりにしております。

(ご注意)
なお間違いが起きないよう、私が設定する登場人物は架空の存在で覆面になっており。これは「二次小説」でもないのかな。

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ここへ参加してみよう・遊んでみよう・困らせてやろう・・・動機は何でも「一丁噛んでやろう」とお思いになられたらお気軽にお申しつけください。滅多なことでは拒絶しません。(文責・阿龍門 稜)