セリフ詳細

アカデメイア



プラトンの「アカデメイア」に由来(ゆらい)するアカデミー!


ソクラテスの弟子プラトンは優秀だったようですし、

この学園から哲人(てつじん)たちが巣立ったことと思われます。


21世紀のアカデミーも優秀な人々を陸続(りくぞく)と育てる、

今では優秀な人を育てる人を育てる傾向が強いかも!



上昇志向の強い人たちが集まってくるアカデミーで、

アカデミー自体もお互いに(しのぎ)(けず)りあう宿命らしい!



もちろん学問の道はどんどん進化・深化する約束で、

おかげさまで一般人の私まで多くの恩恵に浴してる!




好いこと尽くめの学園の場アカデミーにも思えるが、

レベルが高過ぎては付いていけない‥それは好いが!


アカデミーで講演を頼まれた知識人が仰ってたっけ、

分りやすい講演では冷笑を浴びせられる‥だっけか、


だけど全然分らなければ居眠りしてしまう賢者たち、

だったらレベルに合わせてあげなければならない‥!



真虫なら、イチバン幼い子に合わせて語ってあげる、

けどアカデミーではトップが一苦労する程度がいい?




鶏頭の十四五本もありぬべしはアカデミー発の俳句、

その場所に相応(ふさわ)しくない真虫(まむし)は外へ出ていったんだ!


アカデミーはどうやら権威を輩出(はいしゅつ)する場のようだし、

権威にそぐわない真虫の舞台は荒野(こうや)かもしれません!




二元論なら、アカデミー(内側)に対して荒野(外側)!

おなじく、権威主義に対しては民衆が過ごす庭かな!



民衆は、権威にオンブに抱っこされるのでなく自立(じりつ)

自分で料理したり耕したり建てたりして(たの)しむんだ!



権威主義の制度下で民衆はやらされるしかなくても、

アカデミーの外側は自由に語り行動する民衆の舞台!




権威のアカデミー、誰でも過ごせるアカデミー

権威を「資格」と言い変えても一向に構わないかな。


資格が要るアカデミー内、資格無用のアカデミー外、

資格に満たないときアカデミーを追い出されるんだ。


そして資格を定めるのは最高権威と云うことになる、

最高権威の思惑(おもわく)次第でアカデミーから追い出される。



イヴへの関心が芽生えたアダムはエデンを追放され、

アダムの関心を()いた肉体のイヴもエデンから追放。


エデンの最高権威の思惑でアカデミー(エデン)追放、

こう見ると、エデンは私有空間と同質の領域(テリトリー)ですね。


エデンを出たアダムとイヴは荒野へ移ったのでした、

こう見ると、荒野は公共空間と云える領域ですよね。




つまり元初(がんじょ)の世界には公共空間しかなかったんだね?

結局、私地・テリトリーは荒野を仕切って作られる、


手に入れたテリトリーには格別の想いが湧くだろう。

旧約には、アブラムの父テラは荒野を流離(さすら)ったとある。


カナンへ向った(はず)がハランで折り合いをつけたのか‥

そこにテラを置いて息子アブラムはカナンへ向った。


アブラムは夢みたカナンにどれほど憧れただろうか?

親を離れて子が旅立つのは今もよく有る光景ですね。



テリトリーアカデミーも、最高権威の定めに従う!

真虫のテリトリーアカデミーに大きな違いはない!



テリトリーは私権が優先的で、テリトリー外は公共!

世界は元々テリトリー外、すなわち公共のスペース!





#腐貴  #配剤・采配  #共生浪漫


作品タイトル:ちょっと待って| 架空

エピソード名:9)権威主義・思想㊦

作者名:阿龍門 稜  fudoki

2|社会・思想|完結|38話|77,523文字

正論・正義, 罪~罰, シリアス, 哲学~証言, 仏法~カリスマ, 社会常識, ノンフィクション, 現代群像劇, ファンタジー, 目覚め

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多くの方に援(たす)けられて今の阿龍門 稜がある。それが身近なお人だと日常的にお礼を言えるが不特定多数だとお礼を言わないままになっているケースが殆んど。それでどうしたら良いか...そんなことを思いながら是の場に至った次第です。

教えてくださるお人の心は分らなくても、好いことを教わったと思うことはじつに多い私。逆に「それは違うのじゃない?」と思うこともしばしばですが、よくよく考えると指摘は当っていると思うことも多く、慌てて結論を出さなくて良かったと思ったり。

やっぱりもっと勉強しなければ! この場は私小説・未来形の舞台!不幸な決着では詰りませんし、「未来のことは分らない」と無頓着に済ませてもいられません。それで私は主人公が満足できる未来へ帰着する物語を企画しております。不可能でしょうか?

他人の未来は...あなたにも分らないでしょう! 分るのは自分自身の未来のみ! ご存知でしょうけど、不幸の未来に今すぐ帰着できるなら、それと同じ理屈で幸福の未来へも直ちに帰着できていい筈ですね。ハラハラする場面も愉しみたいなあ!

この小説のネタには私自身の勘ちがいの経験とか、痛い目をみた記憶とか、アレヤコレヤを使えそうです。なによりコレまでお世話になった方々へのお礼の場に使えるから好いかな...そんな計算を当然ながら私なりにしております。

(ご注意)
なお間違いが起きないよう、私が設定する登場人物は架空の存在で覆面になっており。これは「二次小説」でもないのかな。

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ここへ参加してみよう・遊んでみよう・困らせてやろう・・・動機は何でも「一丁噛んでやろう」とお思いになられたらお気軽にお申しつけください。滅多なことでは拒絶しません。(文責・阿龍門 稜)