セリフ詳細

まぁとりあえず、続けようか。

さて、[田中道子]さんだと思い込まされてる釈愛理さんはね、そうだね、たとえば腹が減る。

[田中道子]それ自体はニセ愛理さんなんだけど、ウソの存在なんだけどね、この「腹が減ったなぁ」という感覚だけはリアルなものだろう、って、そう思うよね?

でもね、これもまた違う。

やはり神様(あるいは悪魔)がいてね、イジワルして、「腹が減ったぁ」とか思わせているだけかもしれない。そう考えられるからね。

とはいえしかし、まさにこの「腹が減ったぁ」とか思っていること自体はね、そのような「腹減ったぁ」という思考作用があること自体、それ自体はね、リアルと言えるんじゃないか、って、そうデカルトは考える

作品タイトル:[世界宗教探求]インド篇、あるいは解脱のススメ?

エピソード名:13 間奏曲:デカルトの我(コギト)

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

61|社会・思想|完結|22話|40,456文字

哲学, 思想, 宗教, 仏教, インド, シャンカラ, インド哲学, 脳科学

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インドの哲学・宗教思想について、現代哲学や心理学・脳科学からのアプローチもからめて、超訳していきます。