セリフ詳細

「人間という生き物は自分の理解の及ぶ範囲でしか活動できない。知らないものは知らないし、理解できないものは理解できない。シンプルな絵柄が好きな人に描き込みの細かい絵の良さはわからないし、その逆もまたしかり。何か自分の考えに疑いを持つとして、疑ってかかるであろう反論を自分の頭の中に作り出す。

しかしその論敵はすごい勢いで弱くなっていき、最終的に自分の考えや認識が勝ってしまう。人間は自分の考えている以上のことはできないし思いつかない。なぜなら自分は自分だから。そう考えているうちに私は、自分が生きている世界は、自分の考えの中だけに作り出されている空想の世界と大差ないな、と結論付けるのだった。別に誰かの妄想や空想を否定するつもりはないし、そういったものが面白い映画を作り出してくれるので推奨すらしている。ところが自分がイメージできる以上のことはできないという話は思った以上に深刻だった」

作品タイトル:誰もが好きなことをして暮らせる世界になったけど、意外な方向に転がった

エピソード名:絵がうまくなると美女の手で割と興奮しますよ、現実問題

作者名:秋照  akiteru

9|ファンタジー|完結|9話|25,732文字

百合, 社会人, 好きなことして, 生きていく, 普通の人が, 無理して狂人してる, 最高にhigh!!, 最高に廃

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人類の絶滅を願う唯の前に、全ての人のあらゆる妄想が一瞬で叶う世界が訪れた
人類は絶滅から逃れることができるのか?

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